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2018年03月18日20:33

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「ピアノの森」海くんの“野生の思考”

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コミック「ピアノの森」の第24巻に主人公・海くんの音楽的センスを感じさせるシーンがあります。阿字野先生が子どもの時の海くんを回想したところです。

ピアノの音の伸びやかさに驚いた阿字野先生が海くんに問うと、練習室の窓を開けてピアノを弾けたので、音を風にのせてみたという発想がすごい!
「風」ではないのですが、数年前、紀尾井ホールでペーター・レーゼルのピアノリサイタルを聴いた時、匂いを感じたことがあります。あれは何だったのか今でも分かりませんw。
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機嫌が悪そうだった阿字野先生に、柔らかい音を送ってみたという海くんは、かつて森で怒った蛇をおとなしくさせる方法をピアノで試みたという。
モーツァルトのピアノソナタを聴く時、イングリッド・ヘブラーやアリシア・デ・ラローチャのCDを聴くと表情が緩みますが、内田光子を聴くと神妙な表情になるのと似てるかな。
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まさに海くんのピアノは『野生の思考』の賜物w。
フランスの人類学者クロード・レヴィ=ストロースの名前が脳裏をよぎります。
“森のピアノ”が彼の感性を育てたと言えそうです。
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