mixiユーザー(id:17423779)

2018年03月14日05:44

2242 view

小倉山ふもとの野辺の花すすきほのかに見ゆる秋の夕暮 読人しらず

小倉山ふもとの野辺の花すすきほのかに見ゆる秋の夕暮
 読人しらず
 題しらず
 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 347

「小暗い小倉山、その麓の野辺を埋める美しい薄の穂がほのかに見える秋の夕暮。」『新日本古典文学大系 11』p.113

古今六帖六。和漢朗詠集「秋晩」。いずれも読人しらず。
小倉山 山城国の歌枕。「小暗」に掛け、「ほのか」はその縁語。
ほのか 「穂」と掛ける。
「薄」の歌。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する