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2018年03月12日05:22

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和田誠・和田唱『親馬鹿子馬鹿』復刊ドットコム 2017年10月刊

昨日読んだ本。
和田誠・和田唱『親馬鹿子馬鹿』復刊ドットコム 2017年10月刊。

https://bookmeter.com/books/12294597
https://www.amazon.co.jp/dp/4835455304

「和田誠×和田唱 唯一のコラボレーション作品集が新規要素(親子対談)を加え待望の復刊!

人気バンド・TRICERATOPSでヴォーカル&ギターをつとめる和田唱が4〜5歳頃に描いた絵に、イラストレーターでもある父・和田誠が解説(イラストレーション)でまとめるという、不思議な形でページが進む作品集。

元々は1981年に「家庭画報」誌上に連載され、その後1983年に講談社からまとめられた本作。長らく絶版状態が続き、古書市場でも非常に高額となっていました。

このたびの復刊化にあたり、巻末には「イラストレーション」誌No.210にも収録された和田誠×和田唱による親子対談【絵を描くこととレコーディングは似ている?】も収録予定。

和田唱の才能の原点を垣間見ることができるだけでなく、父親・和田誠の子どもへのまなざし、子育て論、アートへの向き合い方をも知ることができる一冊です。

長きにわたり多数の復刊リクエストを集める貴重な作品が、30年以上の時を経て、ついに復刊します!

▼本文より
この連載を始めてから友人によく言われることは、
「親父より息子の方が絵がうまいね」
である。
イラストレーションでめしを食っている親父としては、ちと耳がいたい。しかし、そんなこと気にしてはいけないので、子どもの絵がうまいのは当たり前なのだ。それに、うちの子が絵がうまいのではなく、子どもというのは誰だって絵がうまい。純粋に物を見て、素直に描くからである。大人になると、いや、大人でなくても中学生くらいになると、うまく描いてやろうという意識が働く。うまく描いて褒められたいと思う。それが素直に描くことを妨げる。物の見方も変わってくる。純粋に、自分の目で見るのではなく、人様の目を借りてしまう。世間が物を見る見方と、同化してしまう。すなわち、空は青く、太陽は赤く。黄色い空に緑の太陽を描いたって一向に差しつかえないのに。現実だって、空がいつも青く、太陽がいつも赤いとは限らないのである。

☆本書の特長☆
1.イラストレーター・和田誠&TRICERATOPS・和田唱による唯一のコラボレーション作品集の完全復刻!
2.巻末には親子対談【絵を描くこととレコーディングは似ている?】を(20頁前後)新規収録予定!

和田誠(わだ まこと)
1936年大阪生まれ。グラフィックデザイナー、イラストレーター。59年多摩美術大学卒業、ライトパブリシティに入社、68年よりフリーランス。65年雑誌「話の特集」にADとして参加。77年「週刊文春」の表紙(絵とデザイン)を担当し現在に至る。74年講談社出版文化賞ブックデザイン賞、93年講談社エッセイ賞、94年菊池寛賞、97年毎日デザイン賞受賞。著書は2015年に200冊を超えた。映画監督として「麻雀放浪記」「快盗ルビィ」「怖がる人々」「真夜中まで」などを手がける。

和田唱(わだ しょう)
1975年東京生まれ。TRICERATOPSのボーカル、ギター、作詞作曲も担当。ポジティブなリリックとリフを基調とした楽曲、良質なメロディセンスとライブで培った圧倒的な演奏力が、国内屈指の3ピースロックバンドとして評価されている。またソングライターとしての評価も高く、SMAP、藤井フミヤ、松たか子、KisMyFt2、SCANDALなどへの作品提供も多数行っている。
http://triceratops.net/

イラストレーションファイルWebニュース 2016年5月31日
【和田誠×和田唱 親子対談】絵を描くこととレコーディングは似ている?(前編)
https://i.fileweb.jp/news/topics/2824/

イラストレーションファイルWebニュース 2016年6月7日
【和田誠×和田唱 親子対談】絵を描くこととレコーディングは似ている?(後編)
https://i.fileweb.jp/news/topics/2869/

GAROTA DE EZO 2012.7.22
親馬鹿子馬鹿/和田唱+和田誠
http://uraspberry.blog.fc2.com/blog-entry-8.html


『家庭画報』1981年1月号〜12月号連載を再構成した単行本(1983年11月刊)に『イラストレーション』No.210(2016年6月号)掲載の親子対談「絵を描くこととレコーディングは似ている?」を追加した新装本。

豊前市立図書館蔵書。

1975年12月生まれなトライセラトップスの和田唱さんが小学生になるまでに描いた絵と1936年4月生まれな和田誠さんの絵と文章のコラボレーション。

2016年5月(和田唱さんが上野樹里さんと結婚した頃?)に行われた80歳と40歳の親子対談20ページがいいなぁ。

「ぼくは唱という名前です。かーかん(お母さん)の名前がドレミのレミで、ぼくは唱歌の唱です。」標題紙裏(ページ付なし)

「唱 ぼくが選んだのはローリング・ストーンズの『Sticky fingers』(1971)。これはジッパーを下げられて、なかのパンツが見える仕掛け[デザイン アンディ・ウォーホル]。ぼくが持ってるものは錆びちゃって動かないけど。この盤もぼくより年上ですから。洒落てるし、ストーンズのバンド・イメージにもぴったり。
誠 これはうちで木の額に入れて飾ってあったよなあ。
唱 俺が架けてた。」
巻末横組みp.14 絵を描くこととレコーディングは似ている?

『Sticky fingers』は1955年1月生まれの私が高校二年生の時に買ったLPです。リアルタイムで聴いたストーンズの二枚目でした。

https://www.youtube.com/watch?v=af8nkFXnHFg 50:28
で聴けます。

ウィキペディア
https://goo.gl/HES7mg?

読書メーター 和田誠の本棚(刊行年順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091203
の登録冊数は87冊です。

学生の頃(1973-77)の『キネマ旬報』連載「お楽しみはこれからだ」以来読み続けています。ご笑覧いただけましたら幸甚と存じます。

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