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2018年03月09日15:14

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平日の「雨の東京散歩」

3/7水曜の昼に、東京の有名音楽事務所から封書が届きました。その中には3/8木曜、東京の紀尾井ホールにおけるオール・プロコフィエフのバイオリン・リサイタルの招待券が入っていました。急に前日に届くというのも迷惑千万ですが、でも聴いてみたい。その日は、来週締め切りの確定申告書を書くつもりでしたが、それは日を改めることにしました。行く!と決めた瞬間、速攻で高速バスの予約をネットで済ませました。ちょうど行きたいところがいろいろあったので好都合の上京となりました。

あいにく3/8は朝から雨。10:40に浅草に着き、地下鉄へ。向かうのは溜池山王。ネット情報でサントリーホールのプロムナード・コンサートがあることを知りました。マルティン・シュメーディングというオルガニストが弾くパイプ・オルガンにリサイタル。ここでは、メンデルスゾーン、バッハ、西村朗、レーガー、ヴィエルヌらのオルガン曲が30分ほど演奏されました。私が特に注目したのは、演奏者自身が編曲したメンデルスゾーン作曲のオラトリオ『聖パウロ』作品36 序曲。ちょっとマニアックな曲ですが、私はメンデルスゾーンのオラトリオ『エリア』や『パウロ』を偏愛しています。原曲をどう編曲するのか関心があったのです。はじめて聴く人には、オルガン曲に聴こえたかもしれませんね。西村朗の前奏曲『焔の幻影』なかなかおもしろかった。非常にユニークな音色でした。

この小さなコンサートの前に食べたのが、溜池の目立たない場所にひっそりとある小料理屋。カウンター席とテーブル席あわせて15人ぐらいしか入れません。ミシュランで☆ひとつもらっているお店。だから夜はちょっとお高いのですが、お昼は1,700円で和定食が限定で食べられます。いつもは並んで食べるのに、雨のためかすぐに席へ通していただきました。この日の和定食は、豚の生姜焼き・味噌ダレのマグロ刺身・ブリの唐揚げ・温泉卵・お新香・みそ汁、ご飯という内容。どれを食べてもイイ仕事がされています。温泉卵の汁の出汁がすばらしい。柚子が擦られていました。ブリの唐揚げが特に美味しかった。私も今度、作ってみたい!最近、ご飯を控えめにしている私ですが、おかわりをしてしまった。ニッポンの美味しい和定食…という感じでした。

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サントリーホールを後にして、次は白金へ。見たい建築物があったからです。この件は、長くなるので、後日、別に記します。白金から三田方面を歩くには、雨でかつ急な坂道が多く憂鬱になってきます。“冷たい雨にうたれて 街をさまよったの”というユーミンの歌が頭を過ります。この後、2つほど展覧会をみて、渋谷の道玄坂へ。ちょっと早めの夕食は、長崎料理のお店で皿うどん。ここは夜食テロ番組『孤独のグルメ』で、主人公・井之頭ゴローが訪れたお店です。放送後、私は4回食べに行きました。ピンク蒲鉾、牡蠣、イカ、野菜など具沢山。麺は柔らかな太麺か硬めの細麺から選べます。
上京する時、上野なら◯◯、銀座なら◯◯、赤坂なら◯◯と、行く店がだいたい決まってきてしまったかもしれません。新規開拓が億劫というわけではなく、「また行きたい」と思ってしまうのがその理由です。

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皿うどんを食べた後は、紀尾井ホールへ向かいました。雨の日の渋谷駅前スクランブル交差点は相変わらずの人人人。ほとんどの人がビニル傘をさしていて、交差点がスケートリンクのように見えました。
紀尾井ホールで聴いたのは、ザハール・ブロン門下の滝千春さんのヴァイオリン・リサイタル。オール・プロコフィエフというプログラムは意欲的です。演目は、ソナタ1~2番、バレエ曲「シンデレラ」「ロミ・ジュリ」と「ピーターと狼」をバイオリンとピアノのための編曲版。この件も長くなるので、後日、記します。
アンコールを含め、リサイタルの終演は21:30。予約した東京駅発の帰りの高速バスに乗るにはギリギリ・タイム。発車5分前に到着。
急な上京でしたが、雨の中のハード・スケジュールでした。



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