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2018年03月09日05:34

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古内一絵『きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび』西淑 装画。中央公論新社 2017年11月刊

昨日読み終わった小説。
古内一絵『きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび』西淑 装画。中央公論新社 2017年11月刊。

https://bookmeter.com/books/12384658
https://www.amazon.co.jp/dp/412005022X

「元超エリートのイケメン、今はドラァグ・クイーンのシャールが夜だけひらくカフェ「マカン・マラン」。今回のお客様は、匿名のクレームを繰り返すアラサーOL、美味しさがわからなくなってしまった若手料理人など。彼らにシャールが用意した《きまぐれ》料理とは――?
圧倒的人気のお仕事&お料理小説、リクエストにおこたえして第三弾が登場です!

著者について
東京都生まれ。映画会社勤務を経て、中国語翻訳者に。第五回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、二〇一一年『快晴フライング』(ポプラ社刊)でデビュー。他の著書に『風の向こうへ駆け抜けろ』『蒼のファンファーレ』『痛みの道標』(小学館)、『花舞う里』(講談社)、『フラダン』(小峰書店)、『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』『女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび』(中央公論新社)がある。」

毎日新聞 2018年1月30日
『サンデー毎日』2018年2月11日増大号
SUNDAY LIBRARY 著者インタビュー 古内一絵 『きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび』
https://mainichi.jp/articles/20180130/org/00m/040/032000c
「取材で書くと決めています。自分一人でできることなどなくて、話を聞いていると想像が膨らみ、人物が動き出す。」


「恨みの苺シロップ」
「藪入りのジュンサイ冷や麦」
「風と火のスープカレー」
「クリスマスのタルト・タタン」
の四話、書き下ろし277ページ。

物語の語り手は、
26歳の女性、
27歳の男性、
47歳の女性、
76歳の女性。

季節は三月から十二月。

2010年第5回ポプラ社小説大賞特別賞受賞な古内一絵さん(1966年東京都生まれ)によるマカン・マランシリーズ三冊目は、前二冊
『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』中央公論新社 2015.11
https://www.amazon.co.jp/dp/4120047881
『女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび』2016.11
https://www.amazon.co.jp/dp/4120049108
に登場した人達のその後も描かれていて、読み応えがありました。

四冊目も読めるといいなぁ。

「キャベツと厚揚げとエリンギの炒め物、蕪とさやえんどうの味噌汁、山芋のソテー、鶏肉の唐揚げのような揚げ物、桜の花の玄米丸麦ご飯」
p.31 恨みの苺シロップ

「グリーンピースご飯と春野菜のレモンシチュー。鮮やかな黄緑色のグリーンピースがたっぷり入った炊き込みご飯とキャベツや新玉葱やじゃが芋がとろとろに煮込まれたシチュー」p.40

「粒マスタードのソースがかかったエリンギとさやえんどうのソテー。エリンギもさやえんどうも艶々と輝いている。大振りのマッシュルームに、真っ赤なパプリカ、新鮮で柔らかそうなアスパラガスが豪快に載った、大きなフライパンいっぱいのサフラン色のパエリヤ。」p.56

読書メーター 古内一絵の本棚
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11229889
はまだ3冊です。

食べ物の本棚
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091194
の登録冊数は378冊。エッセイ、小説、マンガ、絵本などを著者名の五十音順に並べています。


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