mixiユーザー(id:17423779)

2018年03月07日05:07

2858 view

うす霧のまがきの花の朝じめり秋はゆふべとたれかいひけん 清輔朝臣

うす霧のまがきの花の朝じめり秋はゆふべとたれかいひけん
 清輔朝臣
 崇徳院に百首歌たてまつりける時
 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 340

「薄霧が立ちまようまがきの花の、朝のしっとりしたあでやかさ。秋は夕に限るなどと誰が言ったのであろう。」『新日本古典文学大系 11』p.112

久安六年(1150)、久安百首(崇徳院主催)。
崇徳院(すとくのいん 1119-1164)第75代天皇(在位 1123-1142)。
まがき 竹木で粗く編んだ垣。
秋はゆふべ 枕草子・春は曙の条「秋は夕暮」など。
「秋は朝」という新しい感覚の主張。
「秋花」の歌。

藤原清輔(ふじわらのきよすけ 1104-1177)平安時代末期の公家・歌人。藤原顕輔(詞花集撰者)次男。九条兼実の和歌師範。
千載集初出。新古今十二首。勅撰入集九十六首。
隠岐での後鳥羽院による『時代不同歌合』では大伴家持と番えられている。
小倉百人一首 84 「ながらへば又このごろやしのばれん憂しと見し世ぞ今は恋しき」
http://bit.ly/162rTZt
http://bit.ly/162s3zW

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する