親の恩

私は一時期、自分の体を思うように
動かせなくなったことがあります。

体がとにかく重くて、朝は起きれないし
なんとか起きても、すべての行動に
時間がかかるし、いくら寝ても眠いし、
とにかくしんどいし、可能であれば
一日中横になっていたい感じ。

原因がわからず年のせいかと思っていました。
（といっても当時、30歳前後）
自ら命を絶とうとまでは思わなかったですが
自然に体がとけて消えてなくなればいいと
思ったことはありました。
（今はおかげさまで、大丈夫になりました・・・）

そのことをある方にお話した時に
それは親に感謝だね。
子供のころに『もう少し頑張る』ということを
親から教えてもらったんだと思うよ。
だから、どんなに辛くても
もう少し頑張ってみようと思って、
なんとか頑張り続けたから
乗り越えられたんだよ。
乗り越える力を教えてもらったことに
感謝しないとね〜と
おっしゃいました。

赤ちゃんの時は自分で
なにもできないのですから
親や周りの方達の日々のお世話の
おかげで育って行くことができる。
少し大きくなったら、危ないからと
手を引いてもらったり、
これをしてはいけないと注意され
学校に行くようになれば
必要な物を用意してもらう・・・
そういうことへの感謝はあったのですが
人間形成に関しては親におかげを
感じていませんでした。

どちらかといえば、
『あんたはどうせできひんねんから〜』と
ネガティブな考えを植え付けられたなぁ〜と
思っていたので、もう少し自信を持つように
育ててもらえたら、私ももう少し
自分の可能性を伸ばせたのでは？
なんて、思っていました。
っが、その言葉で自分が気がついてない
おかげをいただいていたんだなぁ〜と
気づくことができました。

先祖や神様のおかげも
たくさんいただいていますが
親からもたくさんおかげを
もらっている・・・

自分で気づけてない恩を
もっといっぱい受けているんだろう・・・
とも思いました。

１つでも、気づかせて
いただけたことに感謝です。