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2018年02月14日20:58

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【将棋】新戦法の習得効率化

私が家族相手に将棋で優位性を保っている一因に最新戦法の習得というのがある。

父母や、おそらく長兄は最新戦法をさほど追いかけていないので「その局面を知らない」。対してこちらは前もってプロの指す正解を知っている。この差は実に大きい。

とはいえ、一つの戦法をアマチュアの私なりに「習得する」のも大変だ。普通にいけば多数の変化局面を覚えなければならず、私の貧弱な能力では基本のインストだけで3か月は必要になる。

ここで役立つのが「対局相手の棋風や性格」である。父や母が選ぶ変化とまず選ばない変化を選別し、可能性の高い変化だけに絞って習得する。

本当の実力でいうならば、相手の応手に対応して最善手をさせるのが理想だ。だが、アマチュア棋士は割ける時間などのリソースが限られている。「試験に出る順序」に頼ることになる。

絞り込むことで1か月くらいで覚えたら実戦テストに出せるレベルにできる。で、実戦投入しながら徐々に他の変化を覚えていく感じになる。父母からすれば「初見の戦法」に負けて対策を立て始める。それに合わせてこちらも他の変化を実戦を交えながら覚えていく感じになり、非常に効率が良い。実際に戦法を用いることで初めて見えてくる狙いがあるので習得が容易になるという具合だ。

私はもっぱら振り飛車ばかり用いていたが、居飛車でなかなか良い戦法を見つけた。「自分が先手後手か」「相手が角道を開けるか開けないか」「相手が居飛車か振り飛車か」という8パターンくらいは考えておくのが理想だが、ちょうど弱かったパターンを補強する感じにできそうだ。

なお、こんな「対身内特化」のやり方なので、私は他流試合になるとてきめんに弱い(笑)。姑息な情報収集と貧弱な駆け引きで何とか立ち回ろうとするが、ほぼ通用しない。一方で大観衆に注目される他流試合になると棋力が爆上がりするのが母だ。

「防御重視で地味に堅実な父」「攻撃偏重で派手好きな母」「理論優先で切れ味鋭い長兄」「盤外戦や駆け引きで不足した実力を何とかしようとする私」「のびのびとおおらかに指す妹」同じ家族でも性格の差が棋風に出るのが将棋の面白いところだ。
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