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2018年01月04日18:45

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中くらいなりおらが春

 三が日が過ぎて世間では仕事始めだ。が、私奴は余りの寒さを口実に、グウタラを決め込んでいる。ネット上の新聞によると、相撲界の仕事始めは「理事解任」だとか。相撲は角力とも書くだけに「蝸牛角上の争い」だなとダジャレを発して、閑人は時間つぶし!

 元日午前中は、お屠蘇気分で異国住まいの孫娘とのSkype電話で好々爺を演じ、北の大地住まいの息子とも半年ぶりの電話交信で親父ぶりを発揮。
午後は、腹ごなし散歩を兼ねてご近所の神社へ初詣。社務所の玄関に置かれた天神さんの梅鉢紋所入りの釣鐘と古い湯立神事用釜を見かけ不思議に思って、折よく顔を会わせた宮司さんと由緒ばなしにしばし花を咲かせた。なんでも、平安初期からある式内社だが、室町期、天神さんの方が霊力ありと天満宮だった時期があるとか。

 二日は終日、毎年のごとく北野の天神さんへ初詣。天満書(書初め)を覗き込み、本殿にお参りし、御土居跡から摂社末社をめぐり、おみくじに興じ、天神矢を求めた。無論、最後に長五郎餅をいただいた事は言うまでもない。(綺麗どころのお姉さんと出合わないかと上七軒の華やいだ通りをブラブラ歩きをしてみたが、無駄足だった(^^;;;))

 三日目、奈良の山野辺の道あたりを散策しようかと思っていたが、結構風が強くタジタジと尻込み。昼、「こんな日は映画に限る」と女房殿を誘って近くのイオン・シネマへ。映画は、「オリエント急行殺人事件」。40年ほど前の映画(その後TVでも何回か放映された)で既にお馴染みで、「まあ、ネタバレとは言え、お正月だから肩の凝らないのが良いだろう」と。お陰で、途中ウツラウツラした時もあったが、アガサ・クリスティの仕掛けたナゾナゾは完璧にフォローできた(マア、当たり前か?)。

 かくして三が日は終了。「天が下、世は全てこともなし」といったところ。
昨夜、寝床で読んでいた角川誌「俳句一月号」に長谷川櫂さんのこんな新年詠句が載っていた。
  わが胸を 流るるごとく 去年今年
  わが心 ほうと呆けよ 花の春 
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