２種類ある美味しいイタリアンレストラン

■ ２種類ある美味しいイタリアンレストラン

谷田部のイタリアの台所と小美玉のイルコンパーニュはどちらもお気に入りのイタリアンレストランです。下妻のイタリアンもサラダバーが充実していて、スパゲティもピザも美味しい。３軒ともつくばライドのお昼ご飯の定番のお店です。

都内ならイタリア国旗を掲げているイタリアンは際限なくあります。六本木のアクシスビルの1階のイタリアンは、カーショップを見て、隣りのオシャレなキッチン用品屋さんを見て立寄るお店で、エスプレッソもカフェカプチーノも、イタリアンコーヒーが美味しくて、料理もいい感じのお店です。

赤坂にある小さなお店のマルーモは、前菜のお惣菜から美味しいし、スパゲティもピザも絶品です。白金の慶応幼稚舎の近くにある、イタリア大使館のひと達が出入りしているリストランテは前菜が豊富だし、リゾットはお代わりをしたくなるほどでした。

スパゲティはシンプルなペペロンチーノも、トマト味のペスカトーレも、ビスマルクのクリスピィなピザも、ほれぼれするほどで、ペンネのクワトロフロマージュは抜群に美味しいと思います。思い出すだけでデブの道一直線かも。

そんなイタリアンを食べ歩いていて気が付いたのは、同じイタリアンレストランなのに、お店によってテイストがずいぶん違うことです。イタリア人コックが作ったり、チーフがイタリア人で日本人コックが作っていたり、日本人のオーナーコックだったり、色々なパターンがあります。

イタリアンも北と南でずいぶん味が違いましたが、北イタリアのベルガモの古いレストランで食べたのとか、ミラノの海鮮レストランとか、アンドレア．ペゼンティのお姉さんのやっているマンマの味のレストランとかで食べさせてもらって、ああこれがイタリアンなんだな〜と、それらがイタリアンのランドマークになっていますね。

どれもこれも美味しくて、少し塩っぱいのもあるけど、これならイタリアで暮らして、日本食がなくても大丈夫だなと思えました。忙しくて２ヶ月、３ヶ月と日本食を食べなくてもホント、生きていけたし、日本食を何か食べたいと思いもしませんでした。忙しくて自分で作る気にもなりませんでした。

作ると言えば、アジアンマーケットで手に入れたお米を、セブの電気釜で炊いて、のりたまをまぶしたり、ゆかりを混ぜて、サランラップで包んで、レース会場までの長〜い移動の補給食のおにぎりを握るくらいでした。

ミラノの空港で日本の飛行機に乗って、機内食で日本食が出たとき美味しくないなと思ったけど、添えられていた日本蕎麦だけは懐かしかったですけどね。帰国して、キヨ・ミヤザワさんと美味しいイタリアン珈琲を都内で探したり、イタリアンレストランの情報を交換しましたね。

日本の美味しいイタリアンには２種類あることに気が付きました。それはイタリアの味を守っているイタリアンレストランと、日本人の味覚に合わせてアレンジしたイタリアンがあることです。

どっちもとっても美味しいからいいんだけど、イタリアらしさならイルコンパーニュだし、誰もがシェアして楽しめるジャパニーズ・イタリアンならイタリアの台所だな。今週末もお昼ご飯か夕飯を食べに行きたいな〜。