選挙というのに与野党の候補者がそろってこの問題を取り上げたがらないのはどうしてなんだろう?
当の安倍首相は「印象操作」と言って反論するが文科省を交えたこれまでの経緯や獣医師会の評価など状況証拠だけでも限りなくクロだ。
おまけにこの問題の前の森友の件では女房が名誉理事長に名を連ね、行政を巻き込んだ裁判にまでなっているというのに正面突破を目論んでいると聞けばいかにも国民をバカにしてやしないか?
当の今治市側も大学誘致に100億円の予算を計上していると聞く。この金額は市の29年度予算の約13%に当たる。市民生活にかかる経費へのしわ寄せは極めて大きい。
経済振興のための大学誘致で成果を上げている自治体は少ない。今回の特区運営は大学誘致だけでなく、それに付随したプロジェクトも並行して進めなければ失敗に終わる公算が強い。
もちろん国費補助も相当な額がつぎこまれるだろうが、市や県もかなりの財政負担を強いられることになるだろう。
筑波学園都市構想も結局政府の書いた絵どおりにはならず、撤退と縮小の連続で惨憺たる結果に終わった例を見ても、さらに大都市から離れた今治市では悲惨な結果が待っている。
僕の子どもがかの学校を受験したいと言ったら、卒業後のことを考えたら間違いなく止めさせるだろう。
選挙で候補者のだれもがこの問題に触れたがらないということは、そこまで抜き差しならない状況に自治体が追い込まれているということだ。
選挙の結果がどうあれ今治市の未来に光明が差すことはなさそうだ。
衆院選愛媛2区 加計問題に沈黙
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4802459
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