この状況で解散総選挙。
争点として掲げた公約のあまりの陳腐さと的外れ感は多くの国民が感じたのではなかろうか?
消費税に関しても増税以前に手を付けなければならない「益税」の問題や突然の選挙にかかる税負担を考えれば「増税凍結」の公約のどこが無責任なのか、かえって自公の無責任さが明確になってしまった。
ガースーの詭弁もここに至るとただただ目一杯でみじめな姿だ。
昨日、中央線の駅頭で自民党候補の街頭演説があった。
駅前は動員された支援者と市民で溢れかえり、しばらくするとここに安倍首相がくるとのことで、大量の警察官が動員されものものしい空気が漂っていた。
バス待ちで立つ僕の前で目にした光景は興奮してまくしたてる候補者の「安倍首相が応援に来てくれました!皆さん!盛大な拍手を・・・!」の叫びに・・・
拍手は選挙カーの周囲の支援者からパラパラと・・・
多くの群衆は冷めた目で選挙カーを見つめていた。
応援演説が始まるとヤジが飛ぶわけでもなく、大拍手が湧くでもなく、大儀なく空しい言葉に重苦しい空気が漂った。
その時、群衆の中ほどから「もりやぁ〜!」の一声。
見ると初老の紳士。会場がドッとざわめいた。
続けて「かけやぁ〜!」ともう一声。
これには大きな拍手が上がった。
安倍の耳に届かないはずはなかったろうが無視して演説は続けられた。
小さな抵抗?かもしれないけど会場にいた多くの聴衆に一番響いた一声ではなかったか?
都議選のトラウマからか今後も安倍首相の応援演説は予告なしで行われるらしいが、情勢によっては候補者から断られるシーンも出てくるかもしれない。
政治が「責任」を取らないことが常識になってしまった今。語る資格のない人間から「無責任」と言われてもねえ(笑)
■菅長官「無責任な議論」 希望公約の「消費増税凍結」
(朝日新聞デジタル - 10月06日 14:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4800776
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