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2017年10月07日06:46

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実に「平和賞」に相応しい

なんせ金大中やバラク・オバマも貰った賞だ。
実効性もなく実現する見込みもない、正に「夢想」を騙った『だけ』の受賞者たちに続くモノとして、十分受賞理由を満たしたのだろう?

まず、核兵器廃絶。 これは絶対に不可能だ。
仮に全保有国が禁止条約に署名したところで、絶対全てを廃棄するなどありえない。
それが叶うと思う人たちは、NPT体制でも核保有国が増え続けた現状を思い起こすべき。
※ついでにクラスター爆弾や地雷禁止条約が、どの程度機能しているかも思い起こすべき。

更に核保有国が禁止条約に参加した場合、却って核戦争の可能性が増大する可能性すらある。
現状のMAD戦略に基づく核抑止力は、
「自分が核を使った場合、相手が必ず自分を核で滅ぼす」という信頼と、
「相手も核で滅びたくはないと考えている」という期待によって機能している。
ところが核禁止条約により建前上核放棄を行った場合、核抑止力を構成する「マイナス方向の信頼関係」が崩壊する。
そして残るのは
「放棄したと言いつつ、隠し持った核で攻撃されるかもしれない」という相互不信。
・・・極めて危険だと思うのだが?
※ちなみに、核保有国が北朝鮮だのテロリストだのが核を持つ事を恐れる理由は、
 失うものを持っていない故に「核で滅びる事を恐れない」為。

そもそも、この手の団体は「核兵器は非人道兵器」と主張する。
・・・馬鹿々々しい。この世に「人道的兵器」があるとでも?
攻撃を受けた人から見た場合、核で蒸発する事と焼夷弾で焼き尽くされる事、
何か違いがあるとでも?
人が放射線障害で苦しむのは「非人道的」で、全身大やけどで苦しむのはそうではないと?

核兵器のみを特別視する考え方。
この手の団体の主張に今一つ賛同できない理由がそこに在る。

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■ノーベル平和賞にNGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」
(朝日新聞デジタル - 10月06日 18:24)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4801304

 ノルウェーのノーベル委員会は6日、2017年のノーベル平和賞を、核兵器の非合法化と廃絶を目指す国際NGOで、今年の核兵器禁止条約成立に貢献した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)に授与すると発表した。授賞式は12月10日にオスロで開かれる。

 委員会は、授賞理由を「核兵器がもたらす破滅的な結果を人々に気づかせ、条約で禁止しようと草分け的な努力をしてきた」と説明。「北朝鮮のように核兵器を開発する国が増えている」とも指摘した。足踏みが続いている世界の核廃絶に向けた取り組みを加速させる狙いがありそうだ。

 スイスのジュネーブに本部を置くICANは、1985年にノーベル平和賞を受賞した「核戦争防止国際医師会議」(IPPNW)のオーストラリアの運動から派生し、2007年に正式に発足した。核兵器使用の非人道性に焦点を当て、有志国とNGOが連携して成立させた対人地雷禁止条約やクラスター爆弾禁止条約をモデルに、核保有国が核軍縮を進めないことに不満を膨らませる非核保有国とタッグを組み、核兵器を非合法化する包括的な条約をつくることをめざしてきた。

 メディアやネットを使ったキャンペーンを展開。国際会議へのNGOの参加を促したり、核兵器禁止条約を求める国際世論を高めたりしてきた。広島での被爆体験の証言を続けるカナダ在住のサーロー節子さん(85)や、長崎の被爆者で「日本原水爆被害者団体協議会」(日本被団協)の代表委員も務め今年8月に88歳で亡くなった谷口稜曄(すみてる)さんら、核兵器の被害の実態を訴える日本の被爆者の声を、広く世界に伝える役割も果たしてきた。

 ICANの賛同団体は10月1日時点で101カ国の468団体に広がる。日本からはNGO「ピースボート」の川崎哲(あきら)共同代表(48)が国際運営委員に名を連ねる。

 核軍縮への道のりは依然として険しい。一時は7万発程度まで増えた世界の核兵器数は冷戦の終結などを経て減少しているが、今でも1万5千発程度が残る。70年に発効した核不拡散条約(NPT)は核保有国を米ソ英仏中の5カ国に限定したが核拡散は止められず、インドやパキスタン、イスラエルが事実上の核兵器国となり、北朝鮮も核・ミサイル開発を加速させている。

 核兵器禁止条約に反対する核保有国や、米国の「核の傘」の下にある日本などの国々は、条約は国家間の分断を深めると批判してきた。条約の署名が始まった9月20日、ICANのフィン事務局長は米ニューヨークで「条約は道徳的に正しく、批判に強く耐えうるものだ。今は条約に参加しないことを選んだ国々も、いつでも歓迎する」と語った。

 今年の平和賞は、昨年に続き過去2番目に多い計318候補(215人、103団体)から選ばれた。賞金は900万スウェーデンクローナ(約1億2500万円)。(オスロ=下司佳代子)

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 〈核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)〉 核戦争防止国際医師会議(IPPNW、1985年ノーベル平和賞受賞)を母体とし、2007年にウィーンで発足。日本のピースボートなど101カ国に468のパートナー団体を持つ。スイスのジュネーブと豪州のメルボルンに事務所を置く。有志国政府と連携して国際会議へのNGOの参加を促したり、核兵器禁止条約を求める国際世論を高めたりするために、メディアやネットを使ったキャンペーンを展開してきた。
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