原題「Hidden Figures」
めちゃくちゃ良かった!
1961年、ソ連との宇宙開発競争真っ最中のアメリカNASA。
その進んだ組織でも、人種差別と性差別は根深く残っていた。
そんなNASAで働く三人の黒人女性が差別と闘いながら少しづつ自分の地位を高め、宇宙開発に貢献していくストーリー。
JFKの時代になっても州によっては人種差別が根強く残っていたことを再認識させられるし、今でこそ日本も「女性活躍社会」とか言ってるけど、ついこないだまで男性優位社会だったんだなぁ、と思い知らされる。
時代背景は当時のアメリカ人は宇宙からロシアの水爆が今にも降ってくるのではないかとの焦りの極致にあるのは、今、刈上げ豚野郎のミサイルに恐々とする日本と似ている。
助演のケビン・コスナー、相変わらずいいねぇ、時には横暴だけど難しいプロジェクトを推進する部署を纏め上げる有能な管理職を演じている。今回この映画を観たのは、彼が出ていることも大きい。
天才数学者の女性がメインだが、太っちょのおばちゃんもなかなかいい味だしている。ファンになりそうだ。
今年観た映画の中で、「この世界の片隅に」の次に良かった。
俺が宇宙もの好きという点を割り引いても、万人にお勧めできる。
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