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2017年09月03日18:28

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迷惑登山者 と 弾丸登山

つぶやきに書きました。 さっき書いた日記にも前振りはしておきましたが、このテーマで2本目

まず、驚いたのは 岩苔乗越から少し下がった場所で、9時10分頃だったと思いますが
1名の山ラン者に会いました。

まず、前提として この日の僕のルートは、山岳展望の得られない 普通の人にはあまり面白くないコースです。 ですので 人に会うという事が想定外でした。

僕は人に会うと大体、挨拶の後 どちらから? どちらまで? と聞きます。 ええ、会話好きなんです

そしたら、この人は「日帰りで温泉入りに行きます」・・・・・と。
まず、ピンときませんで・・・・ えーーーと、考えた結果、今朝、新穂高温泉を出発して、
昨日僕が楽しんだ温泉に、これから入って。 またここを戻って、今日新穂高温泉へ下山する????

いやはや、もうね、頑張って、以外何も言えませんよ(笑) でも9時であそこなら 昼前に温泉は
まず問題ないでしょうから、後は帰りの時間ですわね ええ、その後1時間くらいは、僕の脳内でそのことばかりがリフレインしてましたが、この日は、次々と僕の知らない世界の住人さんが現れます。
三俣山荘を過ぎて、少しすると、また山ラン者が、「鷲羽岳って標高幾つでしたっけ?」と
前日観たばかりだったので 咄嗟に「2924mです」と、出た僕は、心でガッツポーズ決めましたが
この方、今日「日帰りで鷲羽岳」なんだそうで、 ええ、もう驚きません「高天原日帰り」よりは
楽でしょうとも(笑、比較対象が突飛すぎて笑うしかない・・・)

その後も、一泊で水晶岳の人に 次々と15人くらい会うに至って、このコース 一部の人に知られた
その道の人用の、「その道」なんだと(笑)

水晶小屋は小さくて、夏の期間はお客さんを断るので有名な小屋です。 着時間が早い人には
前後の 野口五郎小屋or三俣山荘へ行け と言って、宿泊させないのです。

この日あった人の中には、それを見越して 三俣山荘の天場にツェルトを立ててから、水晶へ向かう人も数名。 いやはや、別世界ですわここ。

さて、時間的にも、この手の人と会うのは 大変に短い間です。 前後1時間ほど
それを過ごすと、日帰りできない、小屋に着かない からです。

なので、ここからしばらくは こころ穏やかに歩みを進めました。

がっ 弓折岳付近で、ガスが濃くなり 時間も14時半を回ります。 ここから、先ほどの双六小屋まで、僕の足でも2時間半はかかります。 ですが、続々と上がってきます。
その8割以上が、既に十分ヘタッて、疲れた顔をしています。 中には奥さんがとても辛そうにしているお二人も。

老婆心ですが、これから上がられると小屋に着くのが遅くなります、小屋でも迷惑ですし
余り遅いと夕食が用意できない場合もありますし、等と、色々と申し上げるのですが
まあ、誰も耳を貸そうとしませんね。 山小屋に17時18時に着く というのは 山ではとんでもない
非常識ですが、このルートの山小屋は、毎週この「非常識の蹂躙」を受け入れて
あまりに遅いお客さんを迎えに、夜道を下ったりすることも、おそらく日常茶飯事になっているのではないでしょうか?

そんな非常識をされても、粛々と他の「先について休んでいる、ルールを守っている人」に、場所を分けてもらってでも、ルール違反の人の寝場所を作る、そんなことが茶飯事

小屋で働く方々の気持ち、本当に痛いほど 感じた下山道でした。

またもや、僕の頭の中はそんなことで一杯になっている下山の道で、もう誰にも会わないだろう
と思い始めた 16時頃 鏡平へ上がるのに1.5時間はかかる シシウドガ原のすぐ上あたりで
初老(多分70歳くらい)の男性単独に会います。

疲れたように 大岩にもたれかかって休んでいました。

場所が悪いのです、下山しても1.5時間 登っても1.5時間(いずれもコースタイム)、次の小屋までかかる位置で
雨が降っている、もうすぐ暗くなる山道 前後に歩いている人は居ません。
下山してくるのは、僕の知る範囲で 山ラン者が数名 居る?かもしれない(居ないかも)の状態

僕も、自分の下山が遅れ気味で、下の小屋(ワサビ平)まで明るいうちに着けば
その先は林道なので、迷わず、危険も少ない というギリギリの中です 救助は無理
お声がけだけして、すれ違います

もう、何もできなかった後悔と、ワサビ平小屋に着いたら、小屋に頼むこと だけしか
考えられない状態で、小雨で濡れて滑りやすくなった石の道を歩きまして

コースタイム通り1時間半後の 17時30分に ワサビ平小屋に着きます

小屋のオーナーさんと思しき方を呼び止め、場所、時間、背格好、大分疲れていたので時間がかかっているだろう事 を伝えました。
早速、小屋番氏は鏡平山荘へ連絡すると、ビンゴ「未到着の男性1名あり」とのこと
但し、携帯が繋がったようで 遅れているが向かっている との情報もありました。
あまりに到着が遅いようなら、迎えに行ってくださるとのことで 僕も安心して
小屋番氏に「ありがとうございました」と、お礼を伝えて さらに一時間の真っ暗な林道歩きで
下山したのでした。

あの、おっさん 少しは反省してるかなぁ 自分のわがまま だけじゃない
大勢に迷惑をかけていること 少しは判ってくれるといいんだけどな・・・

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