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2017年08月14日23:53

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ヒビノキ532（８月６日～８月11日までの１週間／週後半）

８月６日～８月11日までの１週間分の日記です。
基本的に日々の記録＋エントリするまでもない作品の感想が記されます。
おくののダメな日常が垣間見えるコーナーですが、文量はかなり多いです。
必要な部分だけ、 “斜め読み”するか、 “ちびちび読む”ことをオススメします。
容量用法を正しく守ってお読みください。
この日記は先週の木曜日～土曜日までの週後半の日記です。
先週の月曜日～水曜日の週前半の日記は先週の金曜日にアップしています。

■2017／８／10／Thursday
　この時期になると新人の子が関東以外の地方に帰省する、
　ある意味での初々しさの象徴を報告されることが当たり前になったな。

■2017／８／11／Friday
　午後から三河島でTRPGのセッション――。

　『魔道書大戦RPG マギカロギア』のPLをやらせてもらいました。
　参加したメンバーとGMはお疲れ様でした。

　

　http://www.bouken.jp/pd/mg/

　おそらく恋と愛の臆病さへ足踏んで幸福を逃す２人の物語――。

●登場キャラクター（50音順）

▼PC①　青井人生　　男／書警／機関：円卓／希望第九楽章メーテルリンク
六分儀市の整備工場で日銭を稼ぐ青いつなぎを着たオッサン。ボロボロのブルーバードが住居で棲家をもたない。真実の姿は青い鳥。今回は異世界で大冒険を繰り広げる。……が、小汚いオッサンが主役ではなあ、と、自問自答する。自分のキャラクター。

▼PC②　来留節　彰人　男／訪問者／機関：学院／迷宮の小鬼
六分儀市の高校と異界の魔法学校へ通う、年中失恋している学生。今回でついにＮPCとの運命で恋愛関係にいたり満願成就か？　人間性を多少喪失している大人（？）２人とくらべ、人間感情で物事を判断可能なパーティーの良心。真実の姿は迷宮の小鬼。

▼PC③　根黒犬太（いぬた）　男／外典／機関：なし／ネクロノミコン
六分儀市のとある組事務所で、組の娘のお嬢様に従うチンピラ。主と犬。鰐皮の靴に裏地の派手なスーツと前時代的な格好でニヤニヤと笑う。傍目から見れば２人の女子高生を拉致監禁。おおいに周囲を恐怖におとしいれ活躍。真実の姿はネクロノミコン。

●プレイの内容

（１）
事件は火の気などない駐車場裏の火災から始まる。
消防と警察が消化活動に当る現場を見守る彰人。
一見“普通”の火災現場だが、魔法使いの彼は“魔法災厄”*1 の気配を感覚していた。
炭化した一体の死体。「炎」いや「焔」の魔力。
その気配のなかで、生き物のように火の粉が爆ぜ、火蜂と化し、
１人の少女（千尋）のなかへ入り込む光景――。
その少女へ時代錯誤なチンピラ風情の男がジュース片手にニヤニヤと近付く。*2
彰人は魔法と現実の危険に、知り合いの書警（青井）へと急いで連絡した。
だが、この時代錯誤のチンピラ、*3 じつのところPC犬太（いぬた）そのひとであった。
お嬢様の命令で犬太は彼女に接触したのだ。

（２）
犬太は飼い主たる、お嬢様の友人（真白）と、その真白の知り合い、
先程、彰人が見た千尋を連れ去る。理由は２人の家出少女を心配したお嬢様が、
セーフハウス（タワーマンション）の一室を提供する「やさしさ」であった。*4
どう見ても神待ち少女を地獄へと連れ去る犬太の様子に、何人もが携帯を取り出し、
警察へ連絡する。一方、現実とはまったくことなる異界へ、書警（青井）は迷い込み、
放浪していた。\108で「闇の展覧会Ⅰ」を買い、「探偵、夢を解く」を読了。*5
六分儀市立図書館に、そのほかのジーン・ウルフ作品はないか？
影原文子*6 に聞きに向かう途中であった。
異界で影原と再会したとき、影原は複数のエルフ少女にいじられて、
数百年間たもったイメージを崩壊させていた――。

（３）
セクシー＆クールビューティーな司書のパブリックイメージの崩壊。
「縦」と「横」の２種類をスマホのカメラで撮影し、*7 青井はある人物と出会う。
魔法使い、湖の貴婦人、エレイン・ポップウェルが青井へ話す。自身の持つ禁書、
「嗾（けしか）ける焔の翅」を何者かが盗み出し、六分儀市に持ち込んだことを。
青井は書警で円卓のガチガチの魔法使い。*8
世界を守る義務に躊躇などない。禁書の回収を引き受けた。
異界から戻ると青井は彰人と犬太を呼び出し、調査と回収を開始。
時間と場所を超え、失せ物を探す禁書は３つへ別れてだれかに憑依しているはず。*9
こうしてPCそれぞれの禁書回収へ挑む動機が決定する。この時点で、大体、
PCの立ち位置も決定した。彰人と犬太が現実世界、青井は異界の物事へ強く関る。

（４）
たとえば、あるアンカーと【運命】が一定以上になった場合、
アンカーの【秘密】が公開をされる準備などをGMしてくれていた。*10 それをふくめ、
１サイクル目と２サイクル目に【秘密】は予想以上に早く公開されていった。
理由は書警の【霊眼】の特技だが、正直にいうと自分はそのために「円卓」の、
【後援】の呪文を習得したのだ。ちょっとやりすぎたかもしれない。*11
物語は傍目には、ニヤニヤあやしいチンピラがJK２人を、
タワーマンションの一室に拉致監禁。*12 丁重な態度にふるえあがる女子高生２人。
そのチンピラと真白のクラスメイト、普通の高校生の彰人が知り合いだという衝撃。*13
とどめはタワーマンションのクローゼットから、異世界物の伝統よろしく、*14
青井が剣を手にあらわれる。３人はこうして常人をおおいに翻弄していった。

（５）
千尋が所属するバンドのベース、百瀬が【焔を纏う者】に殺害されてしまう、
悲劇こそあれ。*15 PCは２サイクル目が終了した時点で全部の【秘密】を解き明かす。
エレインの【秘密】が公開され、彼女から禁書を盗み出す人物が、彼女の弟子、
同時に彼女が愛する者のアロンダイト*16 とわかる。アロンダイトは前世を想い出し、
グィネヴィアの転生、真白を手に入れようとする。真白の見る不貞の“悪夢”。*17
その正体はやはり彼女の前世の記憶――時間と場所を超え失せ物を探す、
禁書「嗾ける焔の翅」の能力が運命の相手を探し出したのだ。
すべては男女の思慕。結果がわかっていながらも禁書を受け取る弟子と手渡す師匠。
なれ（おまえ／なんじ）、「愛は縛らずかつ、愛は育てるもの」
メフィストーフェレス（原文ママ）の名の悪魔を使い人間を風刺した詩人はいった。*18

（６）
その屈折した愛の行く末が当時のように世界へ災厄をもたらす。*19
前世の記憶から真白に迫るアロンダイト。彼女を守り断章を回収。３人は彼を連れ、
異界のエレインへもとへ。だが、なにも起こらず、２人は歩み寄ることはない。
青井（PL）は、このとき以後変、転を得るエレインへ介入しないと決めたのだ。*20
戸口に片目の猟鬼らが現れ、月の裏側の監獄へアロンダイトを連行する。
最後の封印と対決がやってきた。*21 PCは巨大な蜂の巣の周囲へ、火蜂が飛び交い、
願いを叫ぶ禁書「嗾ける焔の翅」と対峙する。だが、PCに相当余裕があったのは事実。
戦闘はさほど苦労なく終了した。*22 救って守った少女と彰人が。犬太は主と。
形こそ違えど愛を育むなか、*23 屈折した愛に月を見上げる女魔法使いと、
月の牢獄の囚人はなにを思うのか？　まず愛とはあたえるものである――。*24

●脚注
※１　PCが回収するべき意志もつ魔道書（魔法書）「断章」や「禁書」、魔法使い、また、PCの敵の書籍卿が引き起す常識の埒外の現象や災厄。いってみれば超常現象だが「なんでもあり」
※２　悪人以外なにものでもない。
※３　鰐皮の靴に裏地が派手なスーツの上下だ。
※４　だが、普通のお嬢様はセーフハウスなどもたない。さすがは組長の長女だ。
※５　当日参加したPLが読むホラー短編集（『闇の展覧会Ⅰ』）に、ジーン・ウルフの短編（『探偵、夢を解く』）があることがわかり、わざわざ持参してきてもらったのだ。ちなみにこの短編は、そのホラー短編集のみに掲載され、再録はどこにもされていない。
※６　「下弦の月」影原文子。六分儀支部の責任者代理。ギリシア神話の女神ヘカテーそのものだという噂や話も。知的なクールビューティー。
※７　ユーザーID：ブルーバード　「下弦の月」の【秘密】の写真販売。構図は縦写真と横写真アリ（※横写真はエルフの少女が複数人うつっております）。取引は魔法ではなく現物手渡しのみで。現像こちらにてうけたまわります。判型と枚数を併記してください。詳細は六分儀市○丁目△番地□－×まで。
※８　書警の信条（キャラクターのアイデンティティ）は「魔法災厄の防止」。円卓（PCが所属する機関）の信条は「魔法世界と現実世界を守る」だ。
※９　自由になった「禁書」は３冊の「断章」に分れ、他者（ある場合は物体）に憑依する。PCは、それらの【秘密】を解き明かし「断章」を回収しないとならない。本作の基本フォーマットだ。なお、PCは結局、シナリオの最後で禁書と対決することになるが、「断章」を回収しないと禁書の能力はあがる。
※10　サイコロフィクションでは、PCが、そのほかPCやＮPCと【関係】をむすぶと（本作の場合は【運命】）、【秘密】の共有や判定にボーナスを得ることができる。ただ、このシステム一種の弱点は、その“【関係】をむすぶ”行動までなかなか手が回らないことだ。本作の場合、相手の不幸を回避する「運命介入」で【関係】がむすぶことが必要。ハンドアウトの【秘密】を公開する特記は、この弱点を理解して、GMがPCの「手番を増加」させてくれたことにほかならない。
※11　※10も参照。なら【霊眼】をはずしてほかのPCを援助する呪文も習得ができた。
※12　なにもまちがっていない。
※13　どう見ても善人ではなく悪人（黒幕）が登場する描写（背景）だ。
※14　異世界物においてＣ・Ｓ・ルイスからの伝統を保守した、このPLの崇高な精神よ。ちなみに「剣」でワルノリしようとしたけどやめておいた（笑）
※15　【秘密】を探る順番がよくなかった。最初に百瀬から処理をしていれば通常の方法でもリカバーできたかもしれない。このシナリオで一番の心残りは、自分が「円卓」の特殊能力「自由にドラマシーンを１つ作成することができる」をわすれていたこと。禁書が百瀬を襲撃した時点でドラマシーンを作り、百瀬と【運命】をむすべれば百瀬は死亡せずすんだろう。
※16　「アロンダイト」はランスロットの佩刀（佩剣）。この名前を自身の名前にしている理由はやはり本人がランスロットの前世の記憶を所持しているからであろう。ランスロットは、主の妃グィネヴィアと通じ円卓の騎士を崩壊させてしまう。そのアロンダイトは湖の乙女を師事して成長した。
※17　真白＝グィネヴィア。グィネヴィアは“白”の意味だ。ちなみに「えへへへ」と自身の夢を語る彼女の様子は悪夢を語る様子ではなく３人ともイラっとした（笑）
※18　詩人＝ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ。悪魔が人間の“愛”の正体と真実を語る。
※19 千年たっても進化がなくてヤレヤレだぜ。
※20　※24も参照。エレインかアロンダイトか「“自身”か“一方”をすくってほしい」といえば運命介入した。でもなかった。PL自身のポリシーとキャラクターもポリシーもふくめ、青井は「自身から幸せを引き寄せず手元におかないものは」はもう救わない。なぜなら、そうしないと青い鳥が身近にいることへ気づかないからだ。
※21　本作の最後においてPCは三冊の「断章」があわさった「禁書」と対決する。ボスと対決するのだ。
※22　呪文に必要な魔素も十分あったし、PCのhpたる魔力も十分。まあ、あれでは負けないな。
※23　恋心でも友情でも友愛でもなんでもいいけど、愛情の本質とは与えて縛らず育てることである。
※24　※20と※23も参照。その本質の部分が２人にはかけている。

『メイドインアビス』第６話　「前線基地」
http://miabyss.com/
丁寧だけれどたしかにこれだと「展開が遅い」っていわれちゃうよな。
今回で全体の半分を消化。
来週「監視基地」の話にケリをつけないと、
ナナチの登場ぐらいで終了しちゃうんじゃないの？
ただ原作から判断した場合、来週にリコの秘密がわかり、
次の週も監視基地の一件になるような気がするんだよなあ。
基地へ到着し、母親ライザを知る不動卿オーゼンと出会う２人。
オーゼンは拒絶的とも友好的とも判断しかねる態度でレグとリコへ部屋を用意する。
その２人はオーゼンの周囲を世話するマルルクと親交を深め……。
上記でふれたように物語自体はほとんど進展なし。
リコが深夜、花を摘みに起き出し、目撃した奇妙な生き物の存在くらいか。
全体としてはナナチが登場する以上、ボンドルドあたりまでやるんだろう。
ただ、この配分で十分やりきれるか？
不安というよりは、よくわからないな。
もしかすると分割放送の１期と２期なの？

『地獄少女宵伽』第５話　「風の歌が聞こえる」
http://www.jigokushoujo.com/
因果応報。
あくまで、同乗した近所の子供の常識はずれで事故を引き起す家族。
その家族の息子以外が死に、死亡した息子の母親は、
生き残った家族の息子を地獄へ流す。事故を起す家族に過失などない。
その過失を考慮せず地獄へ送るシステム。
ミチルは、そのシステムは「おかしい」とあいにつたえ……。
理不尽＆理不尽。この年齢になると「世の中ってそんなもんだ」ってわかるし、
物事の見方は「ヒトそれぞれ」なのもわかる。
だけれど、その理不尽の加害者が痛い目にあえばやっぱりスカっとするよな。
今回はミチル誕生の経緯。おそらく大正時代、今回の事件と同様、
３人の子供が過失ではなく死亡して彼女だけが生き残る。
だが、住む村は、彼女と彼女の家族のせいにした。その怨念が村を焼き払い、
彼女は大量の生命をうばった。つまり以前のあいと一緒のことをした。
そのミチルへと「地獄少女にならなければならない」とあいは語る。
ただ、「継承」の話は三鼎でやったしな。素直にうけとっていいのか？

■2017／８／12／Saturday
　

　う～ん。これは、黒豹。

『Re:CREATORS』　第17話　「世界の屋根を撃つ雨のリズム」
http://recreators.tv/
真実の意味の「生放送」で「ライブ」実況。
エリミネーション・チャンバー・フェス前夜祭。
姿を現すアルタイルたちは“鳥籠”のことを把握せず、
ギガスマキナとフォーゲルシュバリエと戦う。
一方、政府は、その映像を、
エリミネーション・チャンバー・フェスのイベント映像だと加工し会場へ流し……。
まあ、おそらく、この場所（イベント）が最終決戦の舞台になりそう。
あと５話ですから、もう一回ひっくりかえすこともできそうですが、
おそらくやるまい。
メテオラの“鳥籠”へと取り込まれたものの、アルタイルの力は絶大かつ莫大。
承認を得たフォーゲルシュバリエでも圧倒できない。
今回、ブリッツへ駿河が娘を蘇生させたように、
アルタイルを倒す鍵は、物語のサプライズ。おそらくアリステリアやひかゆ、
颯太の“それ”が、そのきっかけになるんでしょう。ひさしぶりに真鍳が登場。
彼女はトリックスターとして双方の陣営をかきまわしそう。

『活撃/刀剣乱舞』第７話　「第一部隊」
http://katsugeki-touken.com/
やっぱすげえよミカは――。
というか“おじいちゃん”も第１部隊も全員つよすぎやろ。
足利義輝の討ち死に直後、永禄八年に発生した時間変動。
その防止にやってき山姥切、三日月、大典太、髭切、膝丸、骨喰藤四郎の５人。
藤四郎はじめ、それぞれ足利義輝に由縁ある５人は、
京の町で調査を開始。その京の町の人々は正体不明の辻斬をおそれ……。
髭切の「時間遡行軍１00体相手」がまさかフラグとはな。
結局、般若の面と足利義輝の関係はわからず。
また、その般若の面を被るボスとの関係もわからず。
ただ、今回登場した相手はWikiにも掲載されてないし、
ユーザーの反応を見る限り、アニメオリジナルキャラクターなんだね。
ともあれ、正体不明の相手と時間遡行軍１00体を５人で相手する第一部隊はすげえな。
この一連の約６分間はユーフォ―作画が爆発。
三日月はさすが看板キャラクター。
今回の殺陣はどこを切っても割ってもかっこいい。

『THE REFLECTION WAVE ONE』第４話　「ニューオリンズ」
http://thereflection-anime.net/
偶然とはいえリサの能力を覚醒させ、
同時にリサと一緒にデントンをはなれることになったエクスオンとエレノア。
彼等らは「リフレクテッド」拉致する組織が、
「アレンの血縁者」を誘拐している事実をつきとめる。
３人は最も最近、「アレンの血縁者」の拉致があったニューオリンズへ向う。
だがニューオリンズで「マーチャント・アンド・トレーダー」なる組織が、
「リフレクテッド」を排除している事実を知り……。
アイガイが抱く“中身”と“外見”の脚光のギャップ。
その意味で彼はスター（芸能人）になりたい。なら「ヒーロー」ではない。
アイガイか本当の「ヒーロー」になるときはくるのか？
エレノアは調査の過程で、
「マーチャント・アンド・トレーダー」に拉致されるけれど、
組織が能力ホルダーを保護しているのか？
それとも本当に排除しているのか？　わからないな。
前者ではないかと想像してますけど。

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