せっかく、世田谷文学館へ来たんだから、
近くにある、都立蘆花恒春園をのぞいてみる。
通称、蘆花公園と言われる、都立公園。
明治の文豪徳富蘆花の旧宅である。
竹林の向こうに茅葺の徳富蘆花の母屋がみえる。
その手前には瓦葺の家がある。
なになに、「愛子夫人の住居」いきなり家庭内別居かいな?
母屋に戻って玄関か「ごめんくさい」と声を掛け
住居侵入に成功。
広い、
居間の隣には、
女中部屋、
二畳ほどある。
家主不在をいいことに、
風呂場をのぞく、
おお〜〜なんと五右衛門風呂じゃねえか。
書斎部屋から何とか部屋まで
長い廊下が続く。
迷子になりそうな広い家である。
大きいことはいいことだ〜〜、なんていうけど、
住むには結構不便じゃねえか?
その点、我が家はいいなぁ、
五六歩歩けば、
トイレも炊事場も玄関もすべて、
用が足りし。
(だから女中が居るんだよ!)あ、そうかい。
蘆花の生活は晴耕雨読だったらしいが、
何処が畑やら?
梅林や、雑木林もみえる。
白いユリがさいている。
この前、横浜で見たユリはピンとして、
生き生きしてたけど、
このユリはだいぶお疲れで、
萎れておりますなぁ。
なになに、ウバユリ?
なるほどねぇ。
(何を納得してんだぁ)
公園のほうも歩く。
トンボ池とかじゃぶじゃぶ池など看板はあるが、
水が流れていない。
空梅雨で水不足かなぁ。
花の丘なる花壇も閉鎖中。
なんか寂しいな、
陽の落ちる頃には、
武蔵野の面影を残し、
長い影が伸びる。
蘆花夫妻はどんな話をしながら、
散策したのだろう。
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