淋しいといえば こころの先生が至言ダヨ、大正三年

■12星座【さみしがりや】ランキング　双子座は1人に耐えられずLINEを高速返信！
(i無料占い - 07月10日 09:22)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=183&from=diary&id=4660405

生まれ月の十二宮や十二支で一喜一憂するのも一興だけど、現代人の淋しさ、なら明治末期の先生が至言じゃないかノー。

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「とにかくあまり私を信用してはいけませんよ。今に後悔するから。
そうして自分が欺かれた返報に、残酷な復讐をするようになるものだから」

「そりゃどういう意味ですか」

「かつてはその人の膝の前に跪いたという記憶が、今度はその人の頭の上に
足を載せさせようとするのです。

私は未来の侮辱を受けないために、今の尊敬を斥けたいと思うのです。

私は今より一層淋しい未来の私を我慢する代りに、淋しい今の私を我慢したい
のです。

自由と独立と己れとに充ちた現代に生れた我々は、その犠牲としてみんな
この淋しみを味わわなくてはならないでしょう」

　私はこういう覚悟をもっている先生に対して、いうべき言葉を知らなかった。

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出典 青空文庫 こころ 夏目漱石
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/773_14560.html