昨日、35年来の親爺が平均年齢80歳の合唱隊(横浜稲門グリークラブ)で出るから来い!と誘われたので、事前に休暇申請をして、2年ぶりに神奈川県民ホールに行った。
http://www.kanagawa-kenminhall.com/detail?id=34994
親爺は74歳と高齢にも関わらず、この会では2番目に若いらしい(笑)
偶然石川町〜ホールへの移動途中、偶然見つけてランチで食べたしらす丼定食が美味しく安かったので満足(つぶやき参照)しつつ、到着。
年に数回、ワインを飲みに行く他の親爺達と合流し、しばし鑑賞。
前半は難しい合唱曲集「海鳥の詩」と「沙羅」。ピアノ伴奏も複雑。80歳なのに進化を止める気がない高齢者の集まりに驚く。
後半はお爺さん達が大学時代から歌っていた愛唱歌、その時代のポップスだから、とても楽しく、声も良く出ていたと思う。
2年前の演奏会よりも更に出来栄えが良かったのではないだろうか?
演奏会が終わり、打ち上げにも呼ばれたので参加。
件の親爺は幹事で多忙だったため、他の親爺達と話していようと思ったが、同じテーブルにいたオバチャマがすごいワイン好き。恐らく私の父母と同世代だと思うが、毎晩ワインをボトル半分は空けるという酒豪。
美味しそうなワインが開いていたので、お注ぎしたところ、注ぎ方を褒められた。
更に渋めのワインが好き、カベルネかしら?と仰るので、ワイン談義をしていたら、いたく気に入られて、親爺達とは余り話す暇が無かった。
会がはね、幹事から解放された親爺の誘いでニューグランドに行く。
非常に雰囲気のあるバーだったし、店全体を見ている女性の応対、動きが素晴らしい。
トークや身のこなしも見事で、親爺達絶賛。
私はギムレット(生ライムのみ)とマティーニ・ニューグランド(ベルモットの代わりにシェリー)を頼んだが、どちらも非常に美味しかった。
このマティーニは戦後、それも直後の物資が少なかった時代にベルモットが入手出来なかったため、このホテルで作られたそうで、かのマッカーサー元帥も飲んだとか飲まなかったとか…
普通のマティーニよりも味のバランス、喉ごしが良い気がする。
ジャマイカ・マティーニだとジンでなくラムとなるため、トロピカルなバランスとなってしまうが、これはもっとノーブルな味わい。
試飲して非常に気に入った親爺Bが同じものをオーダーした。
しかし、私のとは全く別の味。
私のは温まってもバランスが崩れず美味しいが、親爺のは冷えているだけで、それぞれの酒の特徴が全く引き出されていなかった。
多分、私のはベテラン・バーテンダー(多分このバーのトップ)が作り、親爺のは若手が作ったのであろう。
しかし、ニュー・グランドのバーテンダーでも、このレベル差はまずかろう…
親爺達が指摘していたことに、テーブル席ならシェーカーごと持ってこないといけない、とかオリーブをプラスティック製の楊枝で刺してはいけないとか、うるさかった(笑)
親爺二人は地下鉄で帰るため、夏から秋、ワインを飲もうとここで別れた。
グリーの親爺とはホテルから石川町まで歩きながら会話。
途中、打ち上げ会場の近くを通りかかったところ、四半世紀前、友人と水餃子食べてカクテルを飲みに行っていたケーブルカーというバーのすぐ並びだったと気づいた。
そう考えたら、この友人がカクテルそれもマティーニに非常にうるさく、親しいバーテンダーが何人かいたことで、私も相当詳しくなってしまったらしい…と思い出した夜だった。
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