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2017年06月28日05:15

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惣領冬実『チェーザレ 破壊の創造者 8』講談社 2010年10月刊

昨日読んだマンガ。
惣領冬実『チェーザレ 破壊の創造者 8』講談社 2010年10月刊。

https://bookmeter.com/books/648025
https://www.amazon.co.jp/dp/4063759873
http://kc.kodansha.co.jp/product?isbn=9784063759877

「年が明けて、1492年。チェーザレは本国スペインの歴史的勝利、レコンキスタの終結を祝うため、花の都フィレンツェへと向かう。だが真の目的は、ロレンツォ・デ・メディチと、彼の弟殺害の容疑者ラファエーレ・リアーリオとの同盟を成立させること。メディチ家を襲った悲劇から14年。かつての因縁が選ぶのは新たな平和か、混迷か? ルネッサンス史上最大のミステリー、パッツィ家の陰謀事件の真実を描き出す。」

Virtu62 1492年
Virtu63 星の下で
Virtu64 フィレンツェ
Virtu65 フィレンツェ2
Virtu66 遭遇
Virtu67 ニュクス 夜の女神
Virtu68 パッツィ家の陰謀
Virtu69 闇に潜む者
Virtu70 掌の中
Virtu71 祝祭

『モーニング』2010年26号〜43号に掲載された十篇。

北九州市立戸畑図書館蔵書。

第8巻は1492年1月のレコンキスタ終結(イベリア半島のグラナダに残っていたムスリム勢力をカスティーリャが制圧、アルハンブラ宮殿陥落)から始まり、チェーザレはピサ大司教ラファエーレと共にフィレンチェへ、ロレンツォ・デ・メディチによるレコンキスタ終結の祝祭で、ロレンツォと並んで壇上に立ちます。

前の巻から記されていたようにロレンツォの体調は悪く、「なんということだ この半島の要ともいえる支柱が 今まさに 倒れようとしている」というチェーザレの内的独白で終了します。

『チェーザレ 破壊の創造者』は第11巻までしか刊行されていませんから、物語はどこまで進行するのかなぁ? 来週以降に第9巻を読めるのが楽しみです。

フィレンチェへ出発するミゲルにアンジェロが言った、
「僕の用件は本当にことのついででいいから…… どうか気をつけて」。
用件って何だろう。

アルバロ達に快気祝いをしてもらったアンジェロは、「もう俺達の仲間だ」と言われて歓迎会になり、娼舘へ…。

開巻すぐに描かれるボルジア邸(ローマ)の宴席、巻末近くのロレンツォ邸の宴席、どちらも卓上に色々な料理が登場してますけど、どんな料理なのか、カラー写真で見てみたいです。

「チェーザレ パンプローナでのことは私も遺憾に思う だが不満の原因が私の年齢であることを知り逆に安堵していた 人は誰でも年を取るものだ ならば年齢を重ねることで この問題は解決する パンプローナ市民もいずれは私を誇りに思い 私もまた必ずその期待に応える 何故ならこれが私に与えられた運命だからだ

サヴォナローラ [ラテン語で]運命はガラス細工だ。輝く時に砕け散る。

チェーザレ[ラテン語で]運命の女神は臆病者の味方はしない。」
Virtu66 遭遇

まだ17歳。何歳まで描かれるのかなぁ。

「サヴォナローラ あの若蔵 子供司教と揶揄されていると聞いていたが あの時私が投げかけたラテン語の格言に即座にラテン語で返してきた たかが貴族の子供と思っていたが 意外や意外 侮れぬ……」
Virtu71 祝祭

読書メーター 惣領冬実の本棚
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091349
は9冊です。



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