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2017年04月27日05:17

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岩そそくたるみのうへの早蕨のもえいづるはるになりにけるかな 志貴皇子

岩そそくたるみのうへの早蕨のもえいづるはるになりにけるかな
 志貴皇子
 題しらず
 新古今和歌集 巻第一 春歌上 32

「岩上に飛び散る滝のほとりの初蕨が萌え出る春になったことよ。」
『新日本古典文学大系 11』p.28

原歌は万葉集巻八、五句「なりにけるかも」。
古今六帖一、和漢朗詠集「早春」には「たるひ」。
袖中抄三[しゅうちゅうしょう〔シウチユウセウ〕平安末期の歌学書。20巻。顕昭著。文治年間(1185〜1190)ごろの成立]は本文に同じ。
垂る水 地名説もある。
「早蕨」の歌。

志貴皇子(しきのみこ 生年未詳-716)飛鳥時代末期から奈良時代初期にかけての皇族。天智天皇第七皇子。万葉集の歌人(入集六首)。
新古今集初出(一首)。勅撰入集五首。
http://ppn.pw/dxoty9
http://ppn.pw/v8ux75

新古今仮名序に「万葉集にいれる歌は、これをのぞかず」とあります。

私は、万葉集は巻一と二
(阿蘇瑞枝『萬葉集全歌講義 一 巻第一・巻第二』笠間書院 2006.3
https://bookmeter.com/books/243924
https://www.amazon.co.jp/dp/product/4305401916
しか読んでいませんけど、いつか全巻読めるかなぁ。

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