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2017年04月24日05:58

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あづさ弓はる山ちかくいへゐしてたえずきゝつる鴬の声(こゑ)  山部赤人

あづさ弓はる山ちかくいへゐしてたえずきゝつる鴬の声(こゑ)
 山部赤人
 春歌とて
 古今和歌集 巻第一 春歌上 29

「春山の近くに住んで、いつも聞いた鶯の声よ。」『新日本古典文学大系 11』p.27

もとは万葉集十・作者未詳、四句「つぎて聞くらむ」であるが、赤人集に拠るか。ただし四句「たえず聞くらし」。
あづさ弓 「張る」に掛けて「春」の枕詞。
参考「野辺ちかく家居しせれば鶯の鳴くなる声はあさなあさな聞く」(古今 春上 読人しらず)。
「鶯」の歌。

山部赤人(やまべのあかひと 生没年未詳)奈良時代の歌人。
隠岐での後鳥羽院による『時代不同歌合』では法性寺入道前関白太政大臣[藤原忠通]と番えられている。
小倉百人一首 4 「田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ」
http://bit.ly/17Gk4xh
http://bit.ly/17GkyU6
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