mixiユーザー(id:17423779)

2017年04月19日05:14

275 view

みなもと太郎『風雲児たち 幕末編 26(SPコミックス)』リイド社 2015年9月刊

2015年10月に読んだマンガ。
みなもと太郎『風雲児たち 幕末編 26(SPコミックス)』リイド社 2015年9月刊。2015年10月8日読了。

https://www.amazon.co.jp/dp/product/4845846799
https://bookmeter.com/reviews/51685293
https://bookmeter.com/books/9797739
https://www.leed.co.jp/9784845846795

「外国船の来航、攘夷運動の高まり、そして安政の大獄。時代が大きく変化しようとする時、桜田門外の変勃発、それにより大老・井伊直弼が暗殺され徳川幕府が大きく揺らぎ出した。幕府を支えようとする勢力は京都の朝廷から皇女・和宮を江戸に降嫁させ、公武合体を図る。一方の攘夷勢力はますます過激さを増し……風雲急を告げる幕末を描く歴史コミック!」

ウィキペディア みなもと太郎
https://goo.gl/Hx4n1M

ウィキペディア 『風雲児たち』
https://goo.gl/s3HA9l

「[1979年頃? 潮出版社『月刊少年ワールド』]編集部からの依頼は、幕末の群像を五稜郭陥落まで単行本10巻程度でまとめてほしいというものであったが、幕末の状況はそもそも江戸幕府の成立に根があるとの作者みなもとの判断により、関ヶ原の戦いより執筆を開始[1979年7月連載開始]」

2001年から『コミック乱』で連載されている歴史大河ギャグ漫画の26冊目。

表紙カバー絵は仁孝天皇第八皇女和宮と岩倉具視。

岩倉具視は五百円札に描かれている人物として名前だけは子供の頃から知ってましたけど、権謀術数をめぐらす「ガラ悪い高倉健」p.66 のような人だとは知りませんでした。

本巻前半(全七章のうち四章)は公武合体勢力による皇女和宮降嫁(将軍家茂(いえもち)との結婚)を利用しながら

「公武合体ちゅうたら幕府の存続許すちゅうこっちゃないかい…まだそんな事考えとるおんどれこそ朝廷の敵じゃ」p.44

と独白する岩倉具視が焦点です。

「岩倉の陰謀はここに完全に成功したが それを理解出来る勤皇家は誰も居なかった……」p.117

後半は文久遣欧使節団(1862 福沢諭吉二度目の洋行)と航海遠略策。

最後の二章では、桂小五郎・久坂玄瑞・高杉晋作がアップで登場。
今回も読み応え満点でした。

巻頭カラー扉絵二枚目の剣を持った女性は誰なんだろう?
と読書メーターに書いたら、本書を貸してくれた(年に数回、宅急便でマンガを送ってくれる)友人が、「24巻に掲載された「コスプレ美女コンテスト」の時の、西洋風剣士のコスプレをした千葉さな子さん」だと教えてくれました。

竜馬の婚約者の容貌は全然憶えていませんでしたけど、この洋装女性に、若干既視感があったのは、第24巻のコスプレ美女コンテストで見ていたからでした。

読書メーター みなもと太郎の本棚
http://bookmeter.com/u/32140/cat/14352
の登録冊数は61冊で、そのほとんどが『風雲児たち』です。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する