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2017年04月16日05:13

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いまさらに雪ふらめやもかげろふのもゆる春日(はるひ)となりにしものを よみ人しらず

いまさらに雪ふらめやもかげろふのもゆる春日(はるひ)となりにしものを
 よみ人しらず
 題しらず
 新古今和歌集 巻第一 春歌上 21

「今になって雪の降ることがあるものか。陽炎の燃える春の日になったものを。」『新日本古典文学大系 11』p.25

原歌は万葉集十・柿本人麿歌集、四句「もゆる春べと」。
ふらめやも 降るべきであろうかの意。
かげろふ 春先など地上の熱した空気がちらちら立ち上る現象。
「残雪」の歌。

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