もう50年来同じ手法で言い訳をしている頭の悪さに呆れるばかりだが、これを容認してきた世界も無責任だったな。
沈静化したものを含めて中共が抱える国境問題はここへきて限界を迎える時期に来ていると思う。
新疆ウイグル、チベット、内モンゴルは今でも火種はくすぶっているし、ベトナム、インドとの国境紛争は不安定な合意の上に揺れている。
深刻な国内問題から国民の目をそらすためにネット規制と共に常時国外の緊張状態を演出し続ける必要があるにしてもそろそろ限界が近づいているのは明白だ。
先日、昼食を共にした友人が連れてきた中国人ビジネスマンが言っていたことはまさにこれを物語っているものだった。
「中国じゃ政府を信じている人なんかだれもいないよ。僕らはお金が全てね。いざというときはいつでも脱出してそこで仕事を続けるための拠点や人脈は世界中にあるの。僕は大丈夫」
一連のナショナリズムについて問うと
「あれは役者と大勢のエキストラによるお芝居よ。今は一部の人を除いて国民の大半は無知で無関心。本音は政府に批判的であるというのは報じられているとおりです。もちろんこういうことは国内では言えませんが、締め付けはここ数年で相当ゆるくなっています」
続けて
「大気汚染や食品偽装も問題にしているのは都市部だけ。地方に行けばまだまだ売れるし、事業拡大は可能です。ですが効率が悪い。これも政府のせいです。巨大マーケットというのも現体制下では幻想にすぎません」
という。
短い時間に実によくしゃべる。それもバカバカ喰いながら。
彼の見立てでは小規模の紛争でも微妙なテンションに影響が出る。軍の暴発も十分考えられるしこれが本来のチャイナリスクの実態であるという。
「中共はヤクザと同じ。弱みを見せればとことんしゃぶられるよ。やはり警察(アメリカ)は必要よ。
トラブルが広がって困るのはヤクザだから毅然とした対応をしなければいけないですね」
と結んだ。
彼の考えに共感する部分は多かったが、人間的には好きになれるタイプではなかった。
崩壊後はこういう奴らがうまい汁を吸おうと狙っているのかなと思うとそれはそれで脅威だ。
価値がなくなればいつでも母国を捨てる。こんな動きが中共のアキレス腱なのかもしれない。
■中国首相、南シナ海の軍事的施設を事実上認める
(朝日新聞デジタル - 03月25日 01:37)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4494293
ログインしてコメントを確認・投稿する