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2017年03月20日10:25

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今そこにある危機

こう言ってしまうと身もふたもないのだが、重層住宅の高層階は狭かろうが広かろうが落下の危険は免れないのである。

この話題で思い出すのは、約30年前中国の黒竜江省から来日した残留孤児家族の例である。

公営住宅の5階に住むことになった彼らは2畳ほどのベランダが怖くて使えないので1階に移れないかとの相談を受けた。

生憎1,2階は空きがなく、対応が難しい旨伝えた。

すると彼らは届もなく勝手にベランダを枠木と金網で覆ってしまった。

よせばいいのにそこでニワトリを飼い始め、朝鳴きがうるさいと近隣から苦情があり、撤去を巡って管理事務所とトラブルになった。

双方言葉が通じず、通訳をはさんで交渉するのだが価値観が違うので一向に解決に向かうことはない。

現場に立ち会い、彼らの言い分ももっともだなと思うとともに、幼子を持つ親としての危機意識はむしろ日本人の方が鈍感になっているのだなあと感じた。

結果的にニワトリ小屋は取り壊しになり金網だけはお目こぼしということになったのだが、1年後彼らは平屋のアパートに引っ越したという話。

自分も高いところが苦手で、意に反して10年ほどアパートの4階に住んだ経験があるが軽い不眠と体調不良に悩まされた。

旅行でホテルの高層階に泊まる場合も広いベランダがあるリゾートホテルより狭いビジネスホテルの方が安心できる。

安全を考えたら、中国人家族が正解であるように思える。幼い子供がいる世帯ならなおさらだ。

それじゃ刑務所のようだと反論するかもしれないが、落下という危険と解放感という錯覚を天秤にかければ納得してもらえないかな?

これからは子供だけでなく認知症の方なども増えるだろうから、何らかの対策を取らないと事故は避けられないのではないかと思う。

自分としては入院以外高層階で暮らすことはないだろうと思うけど、歩いているところに人が落ちてくる環境を考えると散歩もままならないな。






■ベランダの転落、写真で「診断」してもらったら…本当に危なかった! 「こ、こんな小さなスペースに…」
(ウィズニュース - 03月20日 07:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=4485866
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