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2017年03月19日05:37

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内田樹・鈴木邦男『慨世の遠吠え 2 呪いの時代を越えて』鹿砦社 2017年2月刊

昨日読み終った本。
内田樹・鈴木邦男『慨世の遠吠え 2 呪いの時代を越えて』鹿砦社 2017年2月刊。

http://bookmeter.com/b/4846311562
https://www.amazon.co.jp/dp/4846311562

「憲法九条二項のリアル、グローバリゼーションの生み出す空疎、満州という素材、愛国心、現代日本のさまざまな問題を、ともに思想家で武道家でもある内田樹と鈴木邦男が己の頭脳と身体で語り尽くした超「対談」待望の第二弾!!

第1章 世界の中の日本史
第2章 国際情勢の変化と日本
第3章 属国ニッポンの行く末
第4章 木と樹のマンガ文化論

【推薦文】
知のストリートファイターが繰り広げる真剣勝負は、混迷の時代に生きるための作法を教えてくれる。 白井聡(思想家、政治学者)

国際情勢から武道、そしてマンガまで「知」と「情」で切り拓く新たな地平、お二人の言葉に耳を澄ますと「日本は面白い」と聞こえた。 かわぐちかいじ(漫画家)」

2015年4月20日ジュンク堂書店難波店、
2016年1月23日凱風館[内田樹主催の合気道場兼能舞台]」、
2016年2月3日京都国際マンガミュージアム
で行われた二人の「武道家」内田樹(1950- )と鈴木邦男(1943- )による230ページの対談集。

面白い、興味深い話題の連続を一気に読んでしまいました。

内田樹さんの文章はツイッターで毎日、ブログを時々読んでいますけど、本で読んだのは、

内田樹・竹宮惠子 『竹と樹のマンガ文化論 (小学館新書)』 小学館 2014.12
http://bookmeter.com/cmt/44581931
http://bookmeter.com/b/4098252228
https://www.amazon.co.jp/dp/4098252228

が最初で、まだ二冊目です。

「どうやって議論を深めるのか、どうやって異なる意見の間で合意形成を図るのかというようなことは知識じゃないんです。知性の使い方なんです。

それは現物を目の前で見せるしかない。例えば、学生の質問をごまかしたり、はぐらかしたりする先生もいるし、学生のあまり焦点の定まらない質問をうまく誘導して、核心的な問いに仕上げることができる先生もいる。

そういうのは、その場で、いま起きている一回的な「イベント」なわけで、どこかに「コンテンツ」として置いてあるわけじゃない。」
p.122 第3章 属国ニッポンの行く末

「知性の使い方というのは武道の立ち合いと同じで、基本的に「一回勝負」なんです。
その場でいきなり出てきた問題に即答する。
教師は持てるかぎりの知恵と力とを使って、学生から提示される個別的な問いに応じる。
その真剣勝負に当事者として立ち会うことで、知性の使い方を学生たちは学んでゆくんです。」
p.123 第3章 属国ニッポンの行く末

鈴木邦男をぶっとばせ!? 2017/2/13
『慨世の遠吠え2』が出来た!
http://kunyon.com/shucho/2017/170213.html


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