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2017年02月26日09:13

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なぜ火力発電所の統合なのか

 ひょんなことから日本のエネルギー政策を語らせたら屈指の指に入る才色兼
備の女性とFBのお友だちになったのだが、私はこの分野に関してはずぶの素
人。アメリカのシェールガスが日本に初輸入されたのも最近になって知ったく
らいで、恥ずかしくて質問ができない(笑)。ただ、私も原子力被災者になっ
た以上、まったく無関心でいられないのも事実だ。新聞報道された「火力発電
 全面統合へ」という見出しには思わず目が留まった。
 知らない人のために説明すると、東京電力ホールディングと中部電力は火力
発電事業を全面的に統合する方向で動いている。前述したシェールガスの輸入
元でもある「JERA」は両者が折半出資してつくった会社なので、もともと
そういう筋書きができていたのではなかろうか。それどころか、残る国内の火
力発電事業もすべてここに集約するようだ。シェールガス輸入及び火力発電の
根元が固まることは、消費者にとっても歓迎すべき話かもしれない。
 ただ、なぜ今そういう動きが出てきたのか、慎重に見極める必要はある。ご
存じの通り、東電は賠償や廃炉に多額の負担を強いられており、国の支援があ
るとはいえ、どこからか利益を捻出しなければならない。逆に、中部電力はそ
れをリスクととらえて、話が先に進まなかった。しかし、事故対策費は原則と
して東電の稼ぎで賄うことで合意する見通し。結局、原発を温存するため火力
を担保するということなのかもしれない。だったら電力会社もすべて統合した
方がわかりやすい、と思うのは素人考えだべなあ。

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