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2017年01月22日05:04

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山田宏一・和田誠 『たかが映画じゃないか (文春文庫)』 文藝春秋 1985年5月刊

2005年9月に読んだ本。
山田宏一・和田誠 『たかが映画じゃないか (文春文庫)』 文藝春秋 1985年5月刊。2005年9月7日読了。

http://bookmeter.com/cmt/3367047
http://bookmeter.com/b/4167385015
https://www.amazon.co.jp/dp/4167385015

単行本は1978年12月刊。
映画ファン(マニア?)二人による、とても楽しくて面白い対談。

山田宏一・和田誠 『ヒッチコックに進路を取れ』 草思社 2009.8
http://bookmeter.com/b/4794217226
https://www.amazon.co.jp/dp/4794222440

のいわば前篇です。

『ヒッチコックに進路を取れ』を楽しく読んだ方は、ぜひ本書を図書館か古書店で入手してください。面白いですよ〜。

「たかが映画じゃないか   『山羊座のもとに』[1949] を撮影中のアルフレッド・ヒッチコックがイングリッド・バーグマンに言った有名な言葉。」p.11

「山田宏一 俺『素晴らしき哉、人生!』ってのは、最高に好きだな。あれでジェームズ・スチュワートが決定的に好きになったんだ。美男というわけでもないし、かといって、もちろん醜男じゃないし、すごく親しみのもてる俳優だったな、スターって感じがしなくて、いい感じの男でさ。ジェームズ・スチュワートくらい、感情移入ができた外国のスターもいなかった。

ぼくらがアメリカ映画を観始めたのはもちろん戦後になるわけだけど、あの頃は戦前のアメリカ映画もずいぶん公開されて、ジェームズ・スチュワートなんかも戦前の『スミス都へ行く』と戦後の『素晴らしき哉、人生!』が同時くらいに観られて感激した。

和田誠 ジェームズ・スチュワートはさ、非常にヒューマニスティックな役柄が多くて、そのへんが、ちょうどこっちが感受性が豊かな年ごろでさ、それも関係があると思うんだ、アメリカ映画が好きになったのにはね。フランク・キャプラがものすごく認められてた時代だろ、いまはキャプラみたいな感覚ってあまりないよな。」 p.223

『素晴らしき哉、人生!』 1946
監督 フランク・キャプラ 出演  ジェームズ・スチュワート ライオネル・バリモア
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=12106

和田誠 『ぼくが映画ファンだった頃』七つ森書館 2015.2
http://www.pen.co.jp/index.php?id=755
http://www.amazon.co.jp/dp/4822815234
http://bookmeter.com/b/4822815234
にはジェームズ・スチュワートとの対談(1985年)が収録されています。
高校生の頃、似顔絵入りのファンレターを出して、返事をもらったのだそうです。
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