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2017年01月21日05:46

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山田宏一『ヒッチコック映画読本』平凡社 2016年12月刊

昨日読み終った本。
山田宏一『ヒッチコック映画読本』平凡社 2016年12月刊。

http://bookmeter.com/b/4582282636
https://www.amazon.co.jp/dp/4582282636

「稀代のヒッチコック狂による、集大成本。年代順に作品を丁寧に解説しつつ、トリュフォーや蓮實重彦らとの対話も収録した決定版。」

「「サスペンスの巨匠」のすべて。「映画」の神様・ヒッチコックへの長年の愛と感謝を余すことなく伝える、著者畢生の決定版。各作品への丁寧な解説に加えて、フランソワ・トリュフォー、キム・ノヴァク、蓮實重彦、秦早穂子との、ヒッチコックを巡る貴重なインタビューや対話もたっぷり収録。」

「1970年代半ばごろからざっと四十年間に、いろいろな形で、いろいろな媒体に、書いたり語ったりしてきたものをまとめた一冊」
p.312 あとがきに代えて 同志たち、映画ですよ! To the happy few

なのに初出一覧が掲載されていないことだけが不満を感じさせる、山田宏一さんらしい楽しい本です。

1973年に大学生になった私が明治大学和泉校舎図書館で毎日『キネマ旬報』バックナンバーに掲載されている
山田宏一(1938- )や
和田誠(1936- )や
渡辺武信(1938- )や
石上三登志(1939-2112.11.6)
(四人とも1930年代後半生まれの三十代だった!)の文章を読んでいた頃を思い出させてくれました。

巻末p.306-311の「アルフレッド・ヒッチコック 略歴と作品」でチェックしてみたら、
全作品53本のうち過半数の28本を観ていました。
映画館で観られたのは、『フレンジー』1971 『ファミリー・プロット』1976 の2本だけですが。

ハリウッド以前(1925-39)の23本は2本しか観てません。

「『山羊座のもとに』1949 の撮影中に、イングリッド・バーグマンがあまりにも文句ばかり言うので、ヒッチコックが「イングリッド、たかが映画じゃないか (It's only a movie) 」と答えたという」
p.13 第1章 アルフレッド・ヒッチコック覚え書

山田宏一さんと和田誠さんの最初の対談集は
『たかが映画じゃないか』文藝春秋 1978.12 文春文庫 1985.5 です。

http://bookmeter.com/b/4167385015
https://www.amazon.co.jp/dp/4167385015

『ヒッチコックに進路を取れ』草思社 2009.8 草思社文庫 2016.12 が二冊目です。

http://bookmeter.com/b/4794217226
https://www.amazon.co.jp/dp/4794222440

読書メーター 山田宏一の本棚
http://bookmeter.com/u/32140/cat/12154
の登録冊数は19冊です。読書メーターを利用し始める前に読んだ本が多いので、感想(メモ)はわずかですけど、ご笑覧いただけましたら幸甚と存じます。

読書メーター 映画の本棚
http://bookmeter.com/u/32140/cat/756
の登録冊数は126冊です。著者名の五十音順に並べています。

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