これまでの作品をすべて劇場で観てきたバイオハザードも、遂にファイナル。
なんだかんだ言って全作楽しんできたシリーズなので、ちゃんと劇場で最期を見届けてきました。
いや、今回もちゃんと面白くて満足しました！
やっぱり安定の（ダメな方の）ポールの作品です。
細かい事には拘らずに、アクションに次ぐアクションで、ダレ場なしで一気に最後まで楽しませてくれます。
奥さんのミラ・ヨボビッチを、いかに強くカッコ良く見せるかに命を懸けた内容はこれまで同様。
あとはゾンビとか乗り物とか建物破壊とかでワッショイワッショイとお祭りを繰り広げるだけで、あっという間にFINですよ。
チョーサイコーでした。
・・・まあ、その後色々な人のレビューを読むと、大体同じ事で不満を言っていて、そこもまったく同意ではあります。
一番思うのはやはり、前作の主要人物達が最後まで登場しない事です。
ずっとお乳の谷間を（北極ですら）見せ続けた人気者のジルさんも、妙にロリっぽくなったエイダも、一切音信不通のままです（男はどうでもいい）。
これは残念と言うより不自然極まるレベル。
おそらく大人の事情なんでしょうね・・・。
もう一つはアクションの見辛さです。
今回は３Ｄ吹替で観ましたが、４，５は３Ｄで観やすいようにアクション場面でスローが多用されていたのに対し、今回はずっとハイスピードかつ視点がバンバン変わるタイプ（ボーンシリーズの２，３みたいな感じ）で最後までいくのに加え、暗い場面が多いため、３Ｄでは非常に見辛く感じました。
迫力はありますが、一体何が起こったのか分からない場面が少なくなかったです。
今回のこの話、基本的に３と同じ感じなんですよね。
相棒がクレアである点や、荒廃した地上を舞台にしている点、そして地下にある施設がクライマックスになる点等、非常に似通っています。
これは個人的な想像ですが、おそらく本当は３で完結するために用意した話が、もうちょっとだけ続くんじゃよ、となったために３の最後が変更され、今回ファイナルにするために同じ展開を踏襲したのではないかと思うのです。
大体、これも多くの人が指摘しているとおり、お話的には４と５は別に必要ないんですよね。
つまり、最初からオチだけは用意してあったと思われるのです。
だから、シリーズの最後としてはなかなか納得の終わり方だと思いましたし、感動もしました。
ここまで遠回りをした話を、どうにか終わらせる事ができただけでも大したものなのに、最後もちゃんと楽しい作品にしてくれた監督と女優の夫婦にはお礼しかありません。
彼女（ミラ）を一番魅力的に撮る事ができるのは、やっぱりこの旦那なのは間違いなしです（他監督のサバイバーとか超退屈だったし）。
あと、登場シーンの次に顔が映ったのが死ぬシーンだったローラさん、本当にお疲れ様でした！
ログインしてコメントを確認・投稿する