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2017年01月08日22:45

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ヒビノキ502(1月1日〜1月7日までの1週間/週後半)

1月1日〜1月7日までの1週間分の日記です。
基本的に日々の記録+エントリするまでもない作品の感想が記されます。
おくののダメな日常がエモーショナルに垣間見えるコーナーですが、文量はかなり多いです。
必要な部分だけ、 “斜め読み”するか、 “ちびちび読む”ことをオススメします。
容量用法を正しく守ってお読みください。
この日記は先週の木曜日〜土曜日までの週後半の日記です。
先週の月曜日〜水曜日の週前半の日記は先週の金曜日にアップしています。

■2017/1/5/Thursday
 部内全員で昼食。
 毎年新年に行く店は、この時期、店の入り口に樽酒とマスがあって、
 飲酒自由。毎年、新人の子に「やいやい」いわれるんですが、
 この升酒は毎年恒例の「新年の仕事の一部」だからいいの(笑)

『政宗くんのリベンジ』
http://masamune-tv.com/
原作、竹岡葉月、作画、Tivが月刊ComicREXで連載する漫画作品。
幼少時代、太目の容姿にいじめられ「豚足」の名の得た真壁政宗。
その屈辱をあたえ、自分をふった相手、
愛姫に復讐するため正宗はイケメンに――。
彼女をホレさせ、最高の形ですてる「デッド・オア・ラブ作戦」を実行する。
基本、男性むけフォーマットの体裁をとってはいるけど、
「愛から貶(おとし)める」といった物語の構造は女性作者独特の視点。
もし、政宗が愛姫と蜜月の愛を得て、本当に頂点で愛姫を捨て去る……。
その結末を用意できれば芸術でしょう。
けど、媒体や、版元の性格を考慮した場合、そうはならないよね。
初回の印象は弱目。
物語としてはイケメン政宗の「過去」がバレそうになった、
あるいは、過去を隠す、が物語のエンジン。
そのエンジン(過去を知る人物)の予感があって次回へ続く。
個人としては、もっともっと正宗の心の声を誇張していいと思うんだけれど。

『うらら迷路帖』 第1話 「少女と占い、時々おなか」
http://www.tbs.co.jp/anime/urara/
謝罪の印に女子の衣服をめくりまくる。
原作は、まんがタイムきららミラクで連載している、はりかもの漫画作品。
「うらら」なる占い師たちが住む迷路町。
この迷路町の門を「うらら」をめざすべくぐった千矢は、
同様の境遇の見習いうらら3人と出会い……。
毎期安定の芳文社系作品。モブさえかわいい理想世界。
天真爛漫、野生児的な千矢を含め、
テンプレ設定のキャラクター(女子)を、全部とりそろえました!
「テンプレ設定のキャラクター〜」とするように、
基本、自分が抱く芳文社系作品への通底は「世界と容姿がことなるだけ」
毒にも薬にもならない善人と善心しかない世界と日常は一緒。
ゆえ、一種の創作の本懐。理想世界の安心を抱く。いや、まったくほめてますよ?
占術の場面において、物語を日常と切り離し、
神秘的で不思議の世界が舞台であると「集中」させるのはおもしろかったです。
手間もかかってそう。消極的選択法1でとっておきます。

『セイレン』
http://www.tbs.co.jp/anime/seiren/
ぜんぶ『アマガミ』やんけ!
その印象は真実。というか続編だね。これ。
シリーズ構成、脚本は、
『アマガミ』でキャラクターデザインを担当した高山箕犀(きさい)。
この企画自体、キャラクター原案をふくめ高山箕犀あっての企画ですよね。
基本のフォーマットはテレビアニメ『アマガミ』と一緒。
4話一組で3人のヒロインとの恋の開始から、結末まで描き出す。
ヒロイン3人が、先輩(宮前 透)、後輩(桃乃 今日子)、同級生(常木 耀)
って、しかけはおもしろいな。最初のヒロインは同級生の耀。
とにかく正一を翻弄する“いじりや”の彼女。
正一は恋愛感情を否定しつつも彼女の性格と身体に興味津々の流れ。
しかしこれは男子目線の、
ある程度都合の良いラブストーリーの部分も『アマガミ』と一緒だな。
今時の恋愛作品って“常識”以外、“日常”以外が男女接近のカギになるけど、
そういう要素も一切なし。王道。それが好きなら……って感じかなあ。

■2017/1/6/Friday
 これはだめだ。まずいぞ。
 まあ、ラインナップで「今期は鑑賞本数減少するだろうな」
 と想像はしていましたが、これほど自分の琴線にかからんとは。
 なんにもない場合にそなえ、「これとっておくか」の選択方法が、
 消極的かつ消去法すぎるぞ。
 消去方式って世の歴史で成功したことないんだよなあ……。

『スクールガールストライカーズ』
http://sgs-anime.com/
可視化で凡百化するのがビデオゲーム原作の宿命かも。
原作はスクウェア・エニックスが展開するソーシャルゲームアプリ。
私立女子校「五稜館学園」には、
人類をおびやかす妖魔から人々を守護する裏の顔があった。
彼女たち――スクールガールズストライカーは今日も戦う。
原作が「ラノベスタイルRPG」と打ち出すゆえ、
映像に落とし込めばコテコテの中二描写。
初回は特殊部隊ら彼女たちの立ち位置と、日常の紹介 + 戦闘に終始。
つかみの展開はいいかしら。ただ、書き出しでふれたようにビデオゲーム原作って、
アニメにした場合、突然、凡百化する。
ゲームはユーザーが主体性をもって進行し、
同時に、ある程度、ユーザーは想像で余白を補完。
自身の理想のものに作り変えられる。一方、アニメはユーザーが受け手にしかなれず、
作り手のイメージに固定されてしまう。
結果、凡百で新味なきものになってしまう。まさしく、この作品が典型かも。

『幼女戦記』 第1話 「ラインの悪魔」
http://youjo-senki.jp/
オレも幼女に転生したいな。
原作はエンターブレインが刊行するカルロ・ゼンのライトノベル。
ウェブ系小説が原点の、ジャンルとしてのなろう系小説。
日本のエリートサラリーマンが異世界的転生をとげた。
だが、彼の魂が宿る肉体はターニャ・デグレチャフ。9歳の幼女。
以来、ターニャは戦乱の世界で転生以前の知識を活用し、軍人の人生を送る。
ウェブ掲載版を半分ほど読了。
たしかに、これ、原作の文体と描写において幼女成分ゼロだな。設定だけ。
ゆえターニャの容姿が機能するのは原作ではなく映像。
反対に映像の幼女を期待して小説を購入した場合、期待にそわなそう。
初回は転生以前の描写をすっとばして、戦闘に終始。
まあ、でも、つかみとしては正解ですよね。
戦闘素人のリーマンが前世。そのリーマンが権謀術数で生き抜き、
生殺与奪に禁忌なし。それには原作が語る“中身”の異常性と冷酷性の描写が必要。
それができるかだよね。消極的選択法2でとっておきます。

『青の祓魔師 京都不浄王編』
http://www.ao-ex.com/
これはねえわ。テレビアニメ1期と接続できない時点で、
1期へ代価をはらうユーザーに誠実さがない。
原作はジャンプスクエアで連載している加藤和恵の漫画作品。
11年のテレビアニメの続編ではなく、原作の京都・不浄王編をあつかう。
誠実うんぬん以前に、5年のブランク期間、
また、作品が完全に途中から開始されてしまう。
キャラクターの素性が一切わからないし、
テレビアニメからの視聴者の知識だけでは物語を追跡できない。
おそらく、本作は原作読者を最大のセールス対象に設定しているはず。
もし、それ以外も……と、想像しているなら無茶がすぎる。
原作は奥村兄弟と仲間が京都に向い、京都を舞台に完結する。
初回は彼等が京都に出発。背後で今後登場する不浄一族の片鱗が見え隠れする。
1期無視の原作準拠ですから、仲間と燐の関係は、
彼がサタンの息子と判明した直後で最悪。
ですから、いきなり、その説明なき関係のスタートに無理があるってばよ。

■2017/1/7/Saturday
 散髪に行く。

『夏風』
http://fuuka.tv/
わからんのは、なぜ、瀬尾公治の原作を全部テレビアニメにするかだ。
いや、原作のセールスすごいけどね。
原作は週刊少年マガジンで連載している瀬尾公治の漫画作品。
両親の渡米で東京で一人暮らしを始めた榛名 優は、
同じ高校の秋月風夏と出会い、音楽をつうじ交流。やがてはバンドを結成し……。
基本的に少年誌の恋愛作品だし、原作自体いびつな物語ではない。
また、登場人物に特殊な設定もなくて王道作品。
そういう意味では同様に男性視点の王道恋愛『セイレン』もあって、
稀有なアニメクールなのかも。
演出とか描写が古臭い……ってのは事実ですけど、
現在の週刊(少年)漫画雑誌の読者って、20代が中心ではなく30代中心。
下手をすると40代ですから、この古臭い演出が、ちょうどいい塩梅なのかもなあ。
初回は優と風夏の出会い。
正直、原作準拠なら、2クールやるとか、分割2期とか長期視野がないとね。
本当にヒロイン脱落の区切で終了してしまわないか?

『亜人ちゃんは語りたい』 第1話 「高橋鉄男は語りたい」
http://demichan.com/
結局、これって毛色をかえたハーレム日常ものなんだよなあ。
それが媒体誌としては「正義」なんだが。
原作はヤングマガジンサードで連載しているペストの漫画作品。
亜人――伝説の種族や住人が実在し、
その権利が認知され、人類と一緒に暮す世界。
柴崎高等学校の教師、高橋鉄男は切望していた亜人との出会いを、
生徒や同僚で次々とはたし……。
初回は鉄男がヒロインのヴァンパイア、雪女、デュラハン、サキュバスと出会う展開。
この作品は、あくまで日常作品ですから、
(あるにはあるけど)たとえば彼女らが出自に深く悩む……とか、ないんだよね。
あと、最初に説明しとくと4人は、なんらかにおいて鉄男に好意を持ち、
同時に鉄男も、男性としては欠点がないんだよな。
初回は動きが少ない原作に、こまごま動作を盛り込み丁寧な印象。
男性むけ作品では今期人気にはなりそう。
とってはおきますが、あいかわらず消極的選択法3でとっておきます。
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