12月末に上京した時、上野の西洋美術館で
「ルーカス・クラーナハ展」を見てきました。
ドイツ・ルネサンスを代表する彼の回顧展というのは初めてらしいですね。
世界史の教科書でみた宗教改革者のマルティン・ルターの肖像は
クラーナハが描いたものなので、誰でも一度は見ていたことになりますが、
しかし、最も有名なのは官能的な女性像でしょうね。
展覧会をみた後、
訳ありで、初台の新国立劇場でプロコフィエフが作曲した
バレエ「シンデレラ」を見ることになっていました。
クラーナハが描く蠱惑的で妖精のような婦人像が、
シンデレラを踊るプリマとシンクロする一瞬がありました。
ちょっとドキドキw。
展示の説明の中に、
「クラーナハは、ザクセン公家から
コウモリの翼を持ち冠をかぶった蛇がルビーの指輪をしている蛇の紋章を授かった。」
とありました。あり裸婦像に前に立った時、その紋章が下の方に描かれていてビックリ。
クラーナハは自分の署名にもしていたようです。
展覧会場の絵の中の署名の有無も確認してみると
パブリックな場所にかけられる絵にはそれはなく、
裸婦像のように私的に見られるような絵に限定して
この署名を使っていたようです。
クラーナハ、なかなかお茶目ですね。
会場を出るとクラーナハ展のお土産コーナーがありました。
その中に、クラーナハの署名に、
クラーナハの「C」を加えたトートバックが売られていました。
「C」があると格好悪い。
私、フォトショップで「C」を削除しましたよw。
こっちの方がイケてる (^o^)v
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