mixiユーザー(id:17423779)

2016年12月19日04:53

932 view

神風やたまぐしの葉をとりかざし内外(うちと)の宮に君をこそ祈れ 俊恵法師

神風やたまぐしの葉をとりかざし内外(うちと)の宮に君をこそ祈れ
 俊恵法師
 入道前関白家百首歌よみ侍りけるに
 新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1883

「伊勢の内宮でも外宮でも、玉串の葉を、あるいは採物(とりもの)にし、あるいは挿頭(かざし)にして舞って、わが君の千代の栄えをお祈りする。」『新日本古典文学大系 11』p.549

林葉集[俊恵の家集]祝「右大臣家百首」。
入道前関白 藤原兼実。
たまぐし 榊を伊勢神宮では「玉串」と称した。「玉串とは榊を云ふなり。大神宮の風俗なり」(奥義抄[おうぎしょう〔アウギセウ〕平安後期の歌学書。三巻。藤原清輔(ふじわらのきよすけ 1104-1177)著。天治元年(1124)〜天養元年(1144)の間に成立]下)。
とりかざし 歌い舞う際に、榊の葉を手に持ち、頭に飾ること。「君がため玉串の葉をとりかざし星さゆるまでうたひ明かさん」(林葉集 冬「神楽」)。
伊勢大神宮関係の詠。

俊恵(しゅんえ 1113- 没年未詳)平安時代末期の僧・歌人。父は源俊頼。
詞花集初出。千載集二十二首、歌数第五位。勅撰入集八十四首。
隠岐での後鳥羽院による『時代不同歌合』では坂上是則と番えられている。
小倉百人一首 85 「夜もすがら物思ふ頃は明けやらで閨のひまさへつれなかりけり」
http://bit.ly/1cjiweu
http://bit.ly/1cjiCmj

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する