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2016年12月18日04:58

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みなもと太郎『漫画の名セリフ おたのしみはこれもなのじゃ』 立風書房 1991年12月刊

2005年5月に読んだ本。
みなもと太郎『漫画の名セリフ おたのしみはこれもなのじゃ』 立風書房 1991年12月刊。2005年5月10日読了。

http://bookmeter.com/cmt/3310365
http://bookmeter.com/b/4651782035
https://www.amazon.co.jp/dp/4651782035
https://www.amazon.co.jp/dp/4309473253
https://www.amazon.co.jp/dp/4048838989

「『マンガ少年』に連載された幻のすうぱあエッセイの単行本化。エッセイ+評論+パロディ+辞典という形式で、マンガ家がマンガの魅力を語りつくした傑作!」

「マンガ好きのための教科書
本年度[2004年]手塚治虫賞受賞をした著者の漫画評論集。漫画家自身のイラストと文章で評論するというスタイルが後に大きな影響を与えた、漫画家のバイブルと言われる本である。」

和田誠 『お楽しみはこれからだ 映画の名セリフ』全七巻 文藝春秋 1975-1997 のパロディでもある、マンガ版です。

初出は『マンガ少年』1976年9月号〜1979年8月号。
学生だった私は毎月読んでました。

手塚治虫『火の鳥』の「望郷編」〜「異形編」が連載されていたなぁ。

詩人の言葉遊びと画家の愉快な絵が楽しい絵本、
谷川俊太郎・和田誠『これはのみのぴこ』 サンリード 1979
https://www.amazon.co.jp/dp/4914985012
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では、登場する「おかあさん」が読んでいるマンガが『マンガ少年』(朝日ソノラマ 1976.9-1981.5)でした! 

河出文庫版が1997年に、角川書店版が2004年に再刊されていて、2004年度手塚治虫賞受賞。 

索引が付いていないので、最初からパラパラと見ていくと、こんなセリフがあります。飼い猫への女の子のセリフです。

「ポキッと私は いともかんたんに あんたの首をひねれるんだよ」
p.128 萩尾望都 毛糸玉にじゃれないで 1972 [『週刊少女コミック』1972年1月9日号]

「ここんとこ読者サンの知らない作品ばっかやってた(苦情のお手紙もわりかた来ました)ので、久しぶりに少女漫画をズラリと並べてみることにしました。

萩尾望都氏。ファンっぽく「モーさま」と呼びやしょうか。彼女は始め、講談社系でデビューして、『なかよし』なんかに描いていたのよね。

当時『りぼん』系にはマニア好みの作家が多くて、それとは対照的に『なかよし』系は一般向き、というニュアンスがありました(本当はこういうマニア、一般、なんて分け方するの好きじゃないのよ私、アラ、どうして女言葉になっちゃうのかしら)。

で、『なかよし』が作家から色々アンケートをとりまして、それを誌上で発表するという企画がありました。

そのとき僕は用事があって編集部へ行ったのです。ふと机の上を見ますとモーさまの回答用紙がありまして、いけないと思ったけど、私、見ちゃったんです。(今度は宇能鴻一郎風になってきた)

その中に「『なかよし』の読者に一言メッセージを」という欄があり、彼女の回答がなんと、「『りぼん』を読みなさい」と書いてあったのです!」
p.210 ふたたび少女マンガ  

『少年マガジン』に「ホモホモ7」を連載中(1970-71)の頃のことなのかなぁ
『なかよし』も『少年マガジン』も講談社ですから。

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