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2016年12月17日05:07

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たちかへり又も見まくのほしきかな御裳濯河(みもすそがは)の瀬々の白浪 中院入道右大臣

たちかへり又も見まくのほしきかな御裳濯河(みもすそがは)の瀬々の白浪
 中院入道右大臣
 公卿勅使にて帰(かへ)り侍ける、一志(いちし)の駅(むまや)にてよみ侍ける
 新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1881

「ひき返して、また見たいと思われてならない。御裳濯川のいくつもの瀬に、無数にたつ白波を。」『新日本古典文学大系 11』p.548

一志の駅 伊勢路の宿駅。
たちかへり 「たち」も「かへり」も「浪」の縁語。
御裳濯河 五十鈴川。伊勢内宮(ないくう=皇大神宮)の象徴。
伊勢大神宮関係の詠。

源雅定(みなもとのまささだ 1094-1162)平安時代後期の公卿、歌人。中院入道右大臣。右大臣、正二位、左近衛大将。源雅実の次男。
金葉集初出。勅撰入集十九首。
https://goo.gl/61MS0h
https://goo.gl/clrRhz

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