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2016年12月16日21:36

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マンガ「乙嫁語り 第9巻」(著)森薫

1年ぶりの続刊は第5の花嫁パリア編のクライマックス。

若干の殺伐要素はありつつも、全体としてコミカル路線で物語は進む。
そして、いつもながらの丁寧なお仕事には本当に感心する。
中央アジアの民の生活については、この作品がなければおそらく知ることはなかったであろう。
この作品を読むと、確かに娯楽としてのマンガではあるのだが、それを超えて人生の意味を考えてしまう。
幸せを計る価値観は人につれ世につれて変わるのは間違いない。
けれどヒトという種に共通する何かはあるのだろう。
だからこそ、百年以上昔の世界が舞台となっていても、そこに登場する人々のこころに共感するところがある。

こちらも続刊が楽しみだが、来年の暮れかな。

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