今月の一冊「海賊とよばれた男」上下（百田尚樹）

国岡商店とあるが、
モデルは、出光興産であり主人公、国岡鐵蔵は
出光興産創設者、出光佐三である。

戦中戦後を駆け抜けた一代で名を成した男の生き様を書いている。

私の先輩や、自分も滅私奉公や、
企業戦士とか色々言われるが、

社会や時代が違うといえば
それまでだが、
戦後の日本を経済を立て直したのは、
家族を愛し、社員を家族のように愛し、
決して私欲のためだけにはに走らないゆえ、
社員も、必要以上に働き、
労力を惜しまぬ社風が出来たのだと思う。

今日のニュースにもあるが、
「今年のブラック企業大賞は？」なんて出ていたが、
経営者はもちろん、
従業員も今一度、
会社とは何か、働くというのは何か？を考えさせられる一冊だった。

この年末には岡田准一の主演で
映画化されるそうだ。
今からを見るのが楽しみだ。