嫌な予感は当たるもので、ドアを開け、中に入ったところでザーザー水の音。
狼狽して音のありかを探すと二階のトイレの手洗い蛇口が吹っ飛んでいた。
言うまでもなく二階は水浸し。階下へ行くとやはり押し入れから畳まで氷の世界。
呆然としながらも、とにかく元栓を閉めてまずは水抜き。
いつからこの状態なのかは分からないが、経験値からいえばここ数日零下9℃まで下がったことでイってしまったのだと思う。
23日に行く予定だったのだが、体調不良で見送ったのがよくなかった。
とにかくできる範囲で氷を砕き、水をふき取っているうち、もう1軒の山の家が心配になってきた。
ここより標高が50Mばかり低いので期待して向かったが、着いたところでまた頭を抱えることになった。
今度は外配管の給水が破裂して大量の水が噴き出し地面が水浸し。
幸い高床なので建物には被害はなかったが、ここもだいぶやられた。
家の中はトイレの水が凍結していてこのままだと便器も破裂する恐れがある。熱湯で氷を溶かし、水を抜いて不凍液を注入。何とか応急処置は施したものの、このままでは済まないなあ。
ちょっとした心の緩みが取り返しのつかないことになる。
こちらに居を構えて20余年。油断の代償は大きいな。
今年は東京の家も漏水騒ぎ。どうも僕には水難の相が付いてまわる。
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