免許証返納

先日の誕生日で有効期限が来て、本来ならば更新手続きをするところですが
意を決して運転免許証を返納することにしました
元々、豊橋在住時代に何かと不便なのでアラフォーにして免許を取得した
のだけれど、その後本社勤務になり東京住まいとなったらクルマを持つことは
必要なくなった

首都圏は交通インフラが整備されていて、かつ地代も高く駐車場料金も
馬鹿にならないし、なによりもどこかに行くときに運転すると飲めません

そんなことでペーパー・ドライヴァーのまま20年以上が過ぎ、免許証は
もっぱら身分証明書代わりです
会社勤めをしていたころは、結構業務上の必要で代理人手続きやら、公的申請
に免許証のコピーを取っておりましたが、リタイヤしてからは出番もない

留守の間に配達不能であった書留を郵便局に取りに行くときしか使わないし、
そもそもリタイヤして家にいることが多く、また再配達も自由にできるので
郵便局まで行って身分を証明する必要がない

映画館でのシニア料金の証明に年齢確認を求められることも、最近ではトンと
なくなりました（ある意味、社会と隔絶してアイデンティティを示す機会が
激減しているという寂しい事実）

決して昨今ニュースで問題視されている高齢者の自動車事故多発に触発されて
免許証返上を思い立ったわけではありません（運転しないのだから、事故も
起こらない「優良ドライヴァー」です）

それに認知症はともかく、最近は歳と共に視力が衰え、免許更新のたびに
眼鏡も更新しなければならなくて、それが面倒でもあります

というわけで、うららかに晴れた本日、二俣川の免許センターまで手続きに
行って参りました
平日にもかかわらず、人でごった返しておりましたが、免許返納手続き窓口
（11番）だけは並ぶ人もなく閑散
あれだけ世間を騒がせているのに、まだまだ自主返納は進んでいません

小一時間で失効手続きと、身分証明書代わりになる「運転経歴証明書」の
発行までできました（郵送を依頼するまでもない）
これで昨日までは高速をブイブイ言わせていたというなら、なにがしかの感慨が
あるのでしょうけれど、まぁ、唯一の公的資格が無くなったということだけでしょうか
無冠の帝王となりました

二俣川駅からはバスもあるのですが、この上天気ですから往復共に歩き
帰り道で「豚八（トンパチ）」に寄って塩ラーメンを食す
特に可もなく不可もない味でした