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2016年11月11日13:05

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烏合の衆

 今朝の早朝散歩時、6:25、雨上がりで少しガスがかかっていて薄暗いためか、カラスどもがエサ漁りの住宅街への出勤もせず、ネグラ近くでグウタラとしていた。結構な数が園内の少年野球場やその周りの木立でウロウロ。「烏合の衆」という言葉が、ふっと頭を横切った。

 「烏合の衆」と言えば、英語では disorderly crowd というらしい。disorderlyだから、日本語同様あまり良い意味では使われないようだ。決して大統領選があったアメリカを烏合の衆と評するつもりはないが、一昨日のアメリカ大統領選を思った。

 順次流れる大統領選開票速報を見ていて、オハイオ州の結果(写真中央)が流れた瞬間、「ああ、トランプが取ったか、これで勝負あったやなあ!」と思って詠嘆した。
と同時に、オハイオにいるレディーズ(と言っても、我が娘と孫だが)の選挙戦直前の言葉を思い浮かべていた。娘は「トランプ候補の言葉使いは、現地でナマの英語で聞くと、日本でメディアが報道している以上にキタナイ。そのヒドサは信じられないよ!」と、孫娘は「トランプさんは、白いオウチに住みたいだけなんだよね!」と。

 トランプの勝利宣言演説後に、Twitterでこんなつぶやき(写真右)が流れたそうな。思わず大笑いしたが、「うぅ〜ん!」と考え込んでしまった。
実際、あの日トランプ優勢のとの報道と共に、カナダ入管当局の公式サイトが、反応が鈍くなり、開くのが 一時難しい状況となったそうな。米大統領選でトランプ氏の優勢が伝えられたことから、米国などからのアクセスが殺到した可能性があるとか。

 以下は、スコットランドのUKからの独立投票騒ぎやイギリスのEU脱退投票の時から、私奴がマジに妄想(?)していることなのだが、今回のトランプ勝利結果にも言えそうなこと。

 「これら騒動の底には、世代・階層・人種・政治的信条などの問題ではなく、18・19世紀以来の国家システムの経年疲労があるのではないか」
「スコットランドではロンドン、イギリスではブリュッセル、アメリカではワシントンといった人々が現に住む地域から遥かに遠い所で物事の多くが決定され、それらが人々の日常を拘束していると云った事態に、人々がフラストレーションを起こし始めている。オレたちのことはオレがオレたち自身で決めたいと。そのイライラが、世代・階層・人種・政治的信条に係わる騒動を起こしている」

 実際、私奴は、「如何にテクノロジーが発達しようと如何に政治的システムが高度化しようと、人間と言えども生物である限り生物学的限界を意識すべきでないか。自分の足で歩ける、自分の手で触れる、自分の耳で聴ける、自分の目で見て確認できる、自分の意志が自分で決定できるという範囲を想定すべきでは。それを超えた事態は、全てが抽象的であり、真偽の確認が曖昧であり、あらゆることが実感を伴わず、どことなく不安を感じる」のではと思う。 

群れをなすカラスの集団の規模はどの程度なのだろう?
巨大な集団になれば、カラスも烏合の衆どころか互いに殺戮しあう事態にならないか?

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