mixiユーザー(id:1506494)

2016年11月09日17:15

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ポーランドの巨匠(なのだそうです)イエジー・スコリモフスキ監督作品を
本日横浜黄金町ジャック&ベティで拝観

ポーランド映画と言えばワイダ監督かポランスキー監督か
とは言ってもワイダ作品はスカパーのシネフィルイマジカで三部作一挙放映を
録画したものの、まだ観ていない(なにしろ重い作品群なので、気軽にはとても)
ポランスキーにしても、遠い昔に「ローズマリーの赤ちゃん」を観て、「マクベス」
を観て、つい最近「ヴィーナスの毛皮」を観ただけ(いずれも暗いです)

なので、スコリモフスキと言われてもわからない
巨匠なんですか、という程度で、それでもジャック&ベティの上映予定作品の
中で「衝撃のラスト」という惹句にまんまとハマって、本日鑑賞となった次第です

もちろん、何が衝撃かは書いていないので、ワタシもここでは明かせません
そもそも映画自体も、全く説明なしにバラバラのストーリーが同時並行的に
(11分間に)起こり、それが一気にラストで結びつくのですね
強いて言えば舞台は(最終的には)ホテルという事になるので、正真正銘の
グランド・ホテル形式と言えましょう(もっともここではホテルは帰着点です)

80分という比較的短い尺の映画ですが、なにしろこれからこの先どうなるか
全く分からないのですから、それに付いて行くのが精いっぱい
登場人物たちの背景もなにもわからない
例えばホットドッグ屋の主人にしても、若い娘から「出所した」とか「先生」とか
言われて、挙句の果てには唾を吐きかけられる
思うに教え子に手を出して刑事罰で服役していたのではあるまいか、などと
推測するのですが、それ以上エピソードは展開しないので、謎のままです

こんな説明不足なオムニバスが、強引に、はなはだ乱暴に衝撃のラストを迎える
どうやら理不尽な運命に弄ばれる人々ということらしいです
3.11の天災やら、9.11のテロによる人災などなどですね

ラストの強引さには不謹慎にも笑ってしまいましたが、緊迫感から解放された
安堵の故とご理解ください
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