犬に「ノブタ!」と言われたことがある。小学生のとき、友達のうちでマルという名前の犬がいて、その犬が言葉をしゃべった。はじめは「お父さん」という言葉だけしゃべることが出来た。もうそれだけで爆笑してたのだが、あるときその友達の家に行ったらマルが「ノブタ」としゃべった!友達が教え込んだらしゃべるようになったとか。これは本当に面白かった。話によると、どう教えても「お父さん」と「ノブタ」しかしゃべれないらしい。そもそも犬の口の形からして人間の言葉の発音は無理があると思うのだが、よく「お父さん」とか「ノブタ」とかしゃべったものだ。あんまりおかしかったのでマルに年賀状を出したのを覚えている。
うちでは昔からペットとして小鳥を飼っていたけど、犬や猫は飼ったことがない。猫は見てるだけで面白いし飼うと楽しそうだが、犬は飼うとなると毎日散歩させなければならないし結構面倒くさそうだ。ただ、毎日の散歩は健康によさそうなのでそれを考えれば犬もまたいいかもしれない。しかし僕は猫派だけど。
子供の頃からずっと家に小鳥がいたせいか、ひとりで暮らすようになっても小鳥が気になるわけで、毎日スズメにエサをあげたりしていた。最終的にはスズメに手渡しでエサをあげられるようにまでなったのだが、今のマンションに越してきたからというもの全く鳥に接することが無くなってしまった。越してきたばかりの頃(4年近く前)は鳥の気配が無くてなんか寂しい気がしてたのに、いつの間にか何も感じなくなっていった。にもかかわらず、動物園に行けばやっぱり鳥に目が行き、水族館に行っても鳥が気になるのだ。
一ヶ月くらい前だったか水族館に行ったとき、いろいろ見た中でいちばん面白かったのはペンギンとペリカンだった。結局、魚よりも鳥なのだ。魚は魚で綺麗だしそこそこ面白いのだが、鳥には勝てない。水族館に行く一週間前には動物園に行ったのだが、そこでもいちばん面白かったのはハシビロコウとカンムリシャコという鳥だった。トラもゴリラもシロクマもパンダもそこそこ面白いのだが、どういうわけか鳥に目が行く。鷹やワシ、サギなどの鳥も良かった。もうこうなったら鳥なら何でもいいわけで、ニワトリでさえ面白い。というかニワトリはかなり好きな鳥だ。
ニワトリで思い出した。バードランドという名前の焼き鳥屋があるのを知って驚いたことがある。言うまでもなくバードランドといえば普通はニューヨークのジャズクラブのことを指すわけだが、日本にもバードランドというライブハウスがあって、こちらは何故かハワイアンのライブハウスだったりする。それでもまだ音楽だから分かるけど、バードランドという名で焼き鳥屋ってのはなかなか思いつかないだろう(笑)。
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