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2016年10月28日22:43

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ピエール・モントゥーのライブ・オムニバス

フランスの名指揮者:ピエール・モントゥー。何たってストラヴィンスキーの「春の祭典」と「ペトルーシュカ」、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」の初演者として有名。

1875年生まれだが、長生きした指揮者だからモノラル/ステレオ期に録音を遺している。
その彼がBBCレジェンドに遺した英国オーケストラライブ録音をまとめた物が数枚出ており、その中の1枚がコレ。
Wagner
1. The Mastersingers Of Nuremberg: Prelude To Act I
2. Idylle De Siegfried
Debussy
3. Iberia: I. Par Les Rues Et Par Les Chemins
4. Iberia: II. Les Parfums De La Nuit
5. Iberia: III. Le Matin D'un Jour De Fete
Stravinsky
6. Symphony Of Psalms: I. Exaudi Orationem Meam, Domine
7. Symphony Of Psalms: II. Expectans Expectavi Dominum
8. Symphony Of Psalms: III. Alleluja, Laudate Dominum
Falla
9. The Three-Cornered Hat: Dance Of The Neighbours
10. The Three-Cornered Hat: Dance Of The Miller

注目は1と2。フランス人が振るワグナー。
中でも私の大好きな「ニュルンベルクのマイスタージンガー第一幕への前奏曲」

かつて、カラヤンによる全曲の名演があるが、これはCD3枚組と大がかり。
一応所有はしているけれど、聴くのはやっぱり前奏曲のみ…まぁ、演奏される機会も前奏曲が多い・・のだけれど…。

クレンペラー、ボールトといくつかは聴いたが、真の名演は意外と少ないのかもしれない。
だから、面白いかも?と思い、買ったのがモントゥー。

聴いたら、予想以上に面白かった。オケは私の大好きなロンドン響。

ワグナー感は極めて少ない。そう、ドイツの行進曲ではなく、フランス国家「ラ・マルセイエーズ」的なリズムと抑揚なのだ。更にモントゥーが得意なバレエ音楽に似てる。
こんな演奏聴いたことがない。

他の曲は…
ジークフリート牧歌は同じ匂いだが、オケがロイヤル・フィルになっている分、やや軽いか…。
ストラヴィンスキーの詩篇交響曲は馴染みがないし、ドビュッシーのイベリアが面白い位かな…

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