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2016年10月25日17:57

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映画「聲の形」

日本で障害者を取り扱う作品をつくると、あちこちの諸団体から「障害者を見せものにしている。」とかクレームがたくさん入り、作品の公開自体が危ぶまれる事が多いので、それなら一層の事、障害者に関わる物語を作らないってスタンスになるそうだ。
これも一種の差別かなとも思うけど、実社会がそうでタブー視されている。そんな世の中って健全なのかななんて考えてしまう。

前置きは長くなったが、これは聴覚障害者が出演する子を取り巻くお話。

主人公(小5)のクラスに聴覚障害者の硝子が転校してくる。
最初は彼女に優しく接していた皆だが、だんだん煩わしくなってくる。そしてそれがエスカレートして彼女をいじめるようになり、それがクラス問題になり、親、教師の知ることとなる。そのいじめを率先してやっていた主人公の将也が1人悪者にされ、今度は彼が陰湿ないじめに合い、世間に全体に心を閉ざしてしまう。
高校生になった将也は硝子を見かけ、彼女を追っかけていく、いつの間にか二人の間に恋心が芽生えるが、色んな障害があっててお話です。

障害、差別を描いた話をけっこうライトに見させてくれます。
アニメの少々萌え系の絵のためか、重い話が重く感じられません。
これは悪い事でなく、気軽に見れるということで、いい作品だと思います。

主人公、ヒロイン、その取り巻く人々、絶対に誰かに当てはまるので、感情移入がしやすい映画だと思います。
こういう作品なので嫌な思いをする場面もありますが、いじめの構図をうまく描いた良作だと思います。

思春期手前のお子さんがいる方は親子で見に行ってほしいですね。


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