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2016年10月24日05:08

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デボラ・クロンビー 『警視の因縁(講談社文庫)』 西田佳子訳 講談社 2015年6月月刊

2015年7月に読んだミステリ。
デボラ・クロンビー 『警視の因縁(講談社文庫)』 西田佳子訳 講談社 2015年6月月刊。2015年7月21日読了。

http://bookmeter.com/cmt/48939489
http://bookmeter.com/b/4062931230
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062931236
https://www.amazon.co.jp/dp/4062931230

「幼子を預けたまま、妻が蒸発した。行方を探す弁護士の夫も姿を消し、後日、他殺体で発見された。女性警部補・ジェマは、遺児シャーロットの面倒を見つつ、婚約者のキンケイド警視と共に、惨劇の真相に迫る。ロンドンを舞台に解きほぐされる、奇怪な人間模様。情と血が導いた「事件」と「結婚」の意外な結末。 」

Deborah Crombie
http://www.deborahcrombie.com/

ウィキペディア https://goo.gl/vceG4j
https://en.wikipedia.org/wiki/Deborah_Crombie

講談社BOOK倶楽部
西田佳子(にしだ・よしこ) 「警視キンケイドシリーズ」を解き明かす!
http://kodanshabunko.com/keishi.html

Deborah Crombie (1952.6.6 - )
Necessary as Blood (2009)

2009年に発表されたダンカン・キンケイド警視とジェマ・ジェイムズ警部補シリーズ第13作。舞台は英国、ロンドンですが、著者は米国人です。

前作『警視の偽装』を読んだのは2012年12月暮でしたから二年半ぶりの新作をゆっくりたっぷり楽しみました。

スコットランドヤードのダンカンとノティング・ヒル署のジェマは、ダンカンの息子キット(14歳)とジェマの息子トビー(5歳)と犬(コッカースパニエルのジョーディとテス)と黒猫(シド)と一緒に暮らしています。

「焼きたてのパンの香りがした。道路の左側に、ベーグルの店が二軒あるのがみえた。二件目の店ベーグル・ベイクを選んだ。並んでいる人の列が長かったからだ。
たいていの場合、それが目安になる。長い列に並ぶ価値のある店なのだ。

濃く煮出したような紅茶を片手に、コンビーフとマスタードのベーグルサンドをもう片方の手に持って、ジェマは店から出てきた。歩きながら食べはじめる。いままでにこんなにおいしいものを食べたことがあっただろうか。」p.14

「サラダの店はビュフェ形式で、店の外にはパラソルつきのテーブルがいくつか出してある。サラダの入ったプラスチックの箱とコーヒーのカップをふたつづつ持ったメロディが出てきた。メロディが買ってきてくれたのは、プレーンのラテだった。ジェマがいちばん好きなものを、ちゃんとわかってくれている。サラダはとてもカラフル。緑の葉物の上に、ビーツ、ニンジン、ヒヨコマメ、固ゆで卵がのっている。ジェマはサラダをひと口食べてはじめて、おなかがすいていたんだと気がついた。」p.373

読書メーター デボラ・クロンビーの本棚 http://bookmeter.com/u/32140/cat/9695
の登録冊数は13冊です。

米国では2014年に第16作が刊行済だけど、次作(第14作)
No Mark upon Her (2011)
はいつ読めるのかなぁ。
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