mixiユーザー(id:1506494)

2016年10月19日16:36

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キンキーブーツ@シアターオーブ

ブロードウェイ・ミュージカルの引っ越し公演を観て参りました
まずはこちらをご覧ください(粗筋とか紹介するのが面倒なもんで)↓
http://www.kinkyboots2016.jp/

この作品の日本人キャストによる公演があるというのは、新国立劇場の
月刊誌The Atreで情報を得ていましたが、ほんの数日の興行だったので
チケットは瞬く間に完売、そこへブロードウェイ・キャストによる公演が
あると聞いて、つい購入してしまいました(これって抱き合わせによる囲い
込みだったのでしょうか)

日本人キャストは三浦春馬と小池徹平というのですから、これは売り切れますな
でもワタシとしては、ミュージカルはやはり本場じゃなきゃ、という偏見(至極
まっとうな)があるものですから、三浦君と小池君(とそのファン)には申し訳
ないが、ブロードウェイ・キャストが本命と思います(負け惜しみでなく)

それはもう、本日拝見して確信となりました
ドラァグ・クイーンのローラ役を演じた黒人俳優J.ハリソン・ジーの歌と
踊り(黒豹のような肉体)とは圧巻でありました

作詞・作曲がシンディ・ローパというのも呼び物の一つで、今となっては
懐かしい80年代のディスコ・ミュージックがここぞとばかり鳴り響きました

ワタシは若き頃からミュージカル大好き少年で、そういう古典派からすれば
今回の作品はちょっと今風で、必ずしも満足すべきものではなかったです
これといった演劇的要素が少なく、ストーリーも深みに欠けます
特に第二幕に入ってからの、序破急の破に相当する部分、あるいは起承転結
の転に相当する部分の設定に無理があるように思いました

これはもう大団円に導くための、見え見えの「ためにする」緊張感なのでして、
案の定、予想した通りに筋が運んでの結末となりました
それでも客席のミュージカル・ファンと思われる女性軍は大盛り上がりで
手拍子を打った挙句のスタンディング・オベーションで、まぁまぁ成功した
上演だったのではないでしょうか

初めて足を踏み入れる渋谷ヒカリエ、もちろんシアターオーブも初めて
PAで補強しまくりなので、誰のセリフだかわからなくなる(みんなスピーカ
から聞こえてくるので)
舞台は英国ですから、発音もI can'tが「アイ カーント」となるブリティッシュ・
イングリッシュなのですが、それほど英国臭い舞台ではありませんでした
これは日本人キャストだったらなおさらでしょうね

平日マチネで、こういう時間帯に席を満たすであろう中高年が少なかった
こともあって、1階席はほぼ埋まっていましたが、2階席は最前列と2列目
までがかろうじて人が入って(それでも空席が目立つ)、3列目以降は
全く人影もない、かつ、ワタシ(2階席1列目通路側)の隣のバカップルが
愚かさの限りを尽くすので、イマイチ乗り切れませんでした

ドラァグ・クイーンに対するシンパシーがないのも理由かもしれませんが

ヒカリエには(渋谷最大級のレストラン街と銘打つ割には)気軽に食事
できるところがないので、遅めの昼食はゆで太郎宮益坂店で「温玉
とろろ蕎麦」をいただきました(茹でたてには違いないが、そばつゆが
小諸そばに比べて落ちますな)


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