帯のうたい文句は「これぞ近未来版ブラック・ジャック!」
掲載誌が週刊少年チャンピオンだからわからないでもないが。
「ヒューマノイド」の治療を専門とする医師が、さまざまな「患者」に出会っていく物語。
主人公にはいろいろあるようだが、3巻にしてようやくその断片が見えてきた。
マンガとしての表現力が語ろうとしている物語に追いついていないのが若干残念だが、それぞれの話は結構突き放したような結末のものもあり、興味深い。週刊連載の読み切り形式で、1話16ページという状況のもと、連載が続き単行本が出るのは喜ばしい。
ちなみに、「ヒューマノイド」という言葉には、人型生命体という印象が強く、違和感があるのは事実。どっちかといえば「サイボーグ」とか「義体」のほうがしっくりくるのだが。
それにしても今回は表紙を見てこれは何だ、と思ってしまった。巻中の1話に出てくるケアロボット、パーマ君だった。
ログインしてコメントを確認・投稿する