ティル・フェルナー

今、私が最も聴きたい現役ピアニスト。私にとっては当にピアノのバイブルたる平均律は第一巻しか録音してないが、既にウィーンの先輩ピアニスト：グルダを上回る出来。
100点満点で私は迷わず90点以上を付ける。

録音もECMでグルダのもやもやしたAmadeo(Philips)とは音も比べ物にならない。

今年初め来日した演奏を今朝NHK-BSで放送していた。
残念ながら英国テナー歌手のピアノ伴奏。シューマンの詩人の恋は名曲だが、ベートーヴェン後期かバッハ、100歩譲ってシューベルトの21番のソナタでも弾いて欲しかった。

調べたところ、世界各国でベートーヴェンのピアノソナタ全曲演奏会を行っているらしい。
同じECMでベートーヴェンのピアノ協奏曲4＆5番の演奏を聴いたが、可憐で軽快さもありつつ、しっかりと腰のすわった素晴らしい演奏だったから、ソナタは更に期待出来ると思う。

どこか音の良いホールでのライブ演奏を是非CD化してもらいたいものだ。