崩壊に向けた悪あがき

緩和？そうじゃないでしょ。

労使それぞれ4000円ずつ負担して２０年間納めて、月9800円。単純計算で192万円納めて６５歳から年117,600円。元を取るには16年、81歳まで生きなければならない。さらにシナリオどおり支給開始が70歳に延びれば86歳でやっと元が取れるということ。

現状では60歳から70歳までの10年間は無年金者となるわけで、この間に弱者の淘汰を織り込んでいるとすればひどい話だ。

国民年金は先日受給権が10年と示されたが、合算したところでとても生活できるレベルには程遠い代物だ。

今回の低賃金にあえいでいる階層からの搾取はいよいよ制度崩壊への序曲と見た。

ただでさえハズレだらけのくじ引きだ。さらにハズレくじを大量に箱に入れ、結局、名目加入者を増やすことで国民を人質に制度の保身を図ろうというカラクリだ。

これほど短期間で根幹にかかわる事項が何度も何度も変わる制度は前代未聞。「末期ガン」であることを告知するのは辛いことではあるが、それを放置し、医師でもないのに治療と称して「毒薬」を投与し続けることが犯罪でなくて何なんだろう。

昨年も、今年も厚労省の役人が関係機関に天下り続けているのをウォッチし続けているが、彼らが責任を問われることは過去も今後もありえないわけで、高みの見物を決め込もうとする彼らを許すわけにはいかない。

国会議員も本気で取り組んでもらいたい。



「厚生年金」加入要件を緩和
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4219466